ミラノ・コルティナ五輪「史上最多24個」メダリスト続々凱旋 “りくりゅう”ら笑顔で語るミラノの17日間

成田空港

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、冬季としては日本史上最多となる24個のメダルを獲得した日本選手団の本隊が24日、成田空港に帰国しました。 フィギュアスケートやスノーボードなど、多くの競技で日本勢が躍動し、金メダルは5個、そのうち4個をスノーボード勢が占める大会となりました。 成田空港の到着ロビーには大勢のファンが詰めかけ、メダリストたちがメダルを掲げて笑顔で声援に応えていました。

中でも注目を集めたのが、フィギュアスケートペアで日本勢初の金メダル、団体で銀メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来選手と木原龍一選手です。 成田空港でのセレモニーと都内ホテルでの記者会見に臨んだ木原選手は、「心が折れそうになった瞬間もあったが、たくさんの方に支えてもらい、パートナーの璃来ちゃんと走り抜くことができた」と感謝を述べました。 三浦選手も「積み上げてきた練習を信じて取り組むことができ、個人戦金メダル、団体戦銀メダルを取ることができた」と胸を張りました。

フィギュアでは、女子シングルの坂本花織選手が銀メダル、中井亜美選手が銅メダルを獲得し、その姿で帰国したと報じられています。 とくに新潟市出身で日本勢最年少メダリストとなった中井選手は、シーズン当初は五輪出場すら想定していなかった心境から一転し、「今こうやってメダルを掛けられていることを本当にうれしく思う」と語りました。 新潟での練習時代について「挑戦も失敗もすべて楽しかった思い出」と振り返り、「オリンピックでメダルを取れているのは先生方のおかげ」と恩師への感謝を強調しています。​

メダルラッシュをけん引したスノーボード陣は、フィギュア勢より一足早い22日に帰国しました。 男子ビッグエア金メダルの木村葵来選手、同銀メダルの木俣椋真選手、男子スロープスタイル銀メダルの長谷川帝勝選手、女子ビッグエア金メダル・スロープスタイル銅メダルの村瀬心椛選手、女子スロープスタイル金メダルで今大会の日本勢最年少金メダリストとなった深田茉莉選手ら5人が、成田空港で凱旋会見に臨みました。 木村選手は「いまだに五輪で金メダルを取った実感がない」としながらも、支えてくれたコーチやスタッフへの感謝を語り、村瀬選手は北京大会での銅メダルから「4年間、本気で色を変えにやってきた」と悲願の金への思いを明かしました。

日本オリンピック委員会(JOC)のまとめでは、日本はミラノ・コルティナ大会で金5・銀9・銅10の合計24個のメダルを獲得し、冬季五輪として過去最多記録を更新しました。 フィギュアやスノーボードに加え、スピードスケートやスキージャンプなど複数競技で安定して表彰台に立ったことが、メダル総数の伸びにつながったと分析されています。

りくりゅうが語る“ご褒美” 若手メダリストも次の一歩へ

24日の本隊帰国後に行われた記者会見では、メダリストたちが喜びとともに「今後の楽しみ」も明かしました。 木原選手は、五輪に向けた長期の食事制限や練習に触れ、「しばらくは自分たちの好きなものを食べたい」と笑顔を見せつつ、「キャンピングカーでアメリカを横断したい」とスケールの大きな“自分へのご褒美”を語りました。 一方の三浦選手は、練習拠点がカナダにあるため日本に戻る機会が少ないとして、「お寿司など日本食をたくさん食べたい」と、ささやかな楽しみを口にしています。

若手スノーボード勢も、競技のさらなる普及や自身の成長への意欲を示しました。 深田選手は「スノーボードが注目されてうれしい」と話し、次のシーズンでも世界のトップで戦えるよう練習を続ける決意を述べたと報じられています。 木俣選手や長谷川選手も「応援が力になった」と口をそろえ、新たな技への挑戦や後進の育成にも意欲を見せています。

日本選手団の凱旋を受け、JOCの伊東秀仁団長は「多くの選手が力を出し切り、過去最多のメダルという成果を残してくれた」と評価しつつ、「次の大会に向けた強化も始まっている」と語りました。 三浦・木原組は25日にも日本記者クラブや日本外国特派員協会で記者会見を予定しており、ミラノでの戦いぶりや今後の進路について、あらためて国内外のメディアの前で語る見通しです。

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