
性的虐待などの罪で起訴され、2019年に勾留施設で自殺したアメリカの富豪、ジェフリー・エプスタイン氏。彼がかつて所有していた広大な拠点の一つ、ニューメキシコ州の「ゾロ牧場」において、現地当局による大規模な家宅捜索が開始されました。この捜査は、長年未解決となっているエプスタイン事件における新たな闇を解明するための重大な局面を迎えています。
ニューメキシコ州の捜査当局は今月9日、エプスタイン氏が所有していた「ゾロ牧場」の敷地内への立ち入り調査を本格化させました。この牧場は、エプスタイン氏が政財界の有力者や関係者を招き、女性や少女に対する組織的な性的虐待を行っていた場所の一つとして以前から告発されていました。しかし、同州における捜査は2019年、連邦当局からの要請を受ける形で一旦打ち切られており、これまで十分な検証が行われてこなかった経緯があります。
今回の捜査再開の決定打となったのは、アメリカ司法省が2026年1月に新たに公開した機密文書の内容です。その文書には、エプスタイン氏が牧場の近辺に「外国人少女2人の遺体」を埋めるよう部下に命じたとする具体的な証言が含まれていました。この衝撃的な告発を受け、現地当局は単なる虐待事件の枠を超え、殺人や死体遺棄の可能性も視野に入れた再捜査が必要であると判断したものです。
エプスタイン事件を巡っては、これまでに多くの著名人の名前が浮上し、国際的なスキャンダルへと発展してきましたが、犠牲者の全容や死亡者の有無については依然として不透明な部分が多く残されています。今回の家宅捜索により、長年隠蔽されてきた事実に光が当たるのか、全米の注目が集まっています。
ネット上では、「これほど大規模な犯罪が長年見過ごされてきたことが信じられない」「亡くなった少女たちの無念を晴らしてほしい」「関与した全ての人物を特定し、厳罰に処すべきだ」といった、徹底究明を求める声が数多く寄せられています。
生存者の正義と責任追及 ニューメキシコ州当局の姿勢
今回の捜査再開に対し、政治の場からも強い支持の声が上がっています。ニューメキシコ州選出のメラニー・スタンスベリー連邦下院議員(民主党)は、州当局による迅速な対応を高く評価しました。スタンスベリー氏はSNS(旧ツイッター)の「X」への投稿を通じ、「エプスタイン事件の生存者たちは、正義をあまりに長く待ち続けてきた」と述べ、被害者たちの苦しみに対する理解を示しました。
さらに同氏は、「ニューメキシコ州は、事件の真実と責任の追求において先頭に立っている」と強調し、州を挙げた徹底的な真相究明の意志を表明しています。当局は今後、牧場内の土壌調査や建造物の詳細な検証を進め、告発内容の裏付けを急ぐ方針です。
ジェフリー・エプスタイン氏の死後も、その余波は収まる気配を見せません。特に今回の「遺体埋設」という深刻な疑惑は、事件の性質をより凶悪なものへと変える可能性があります。現地当局がどこまで真相に迫れるか、今後の捜査の進展が待たれます。








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