
米誌タイムは15日、恒例の特集「世界で最も影響力のある100人(TIME100)」の2026年版を発表し、日本からは高市早苗首相が選ばれました。日本の現職首相がTIME100に選出されるのは異例で、今年は日本人として唯一の選出となります。高市首相は2025年10月、日本初の女性首相として就任しており、日本の政治史上の転換点としても国内外の注目を集めています。
特集では、各人物の紹介文を別の著名人が執筆する形式がとられており、高市首相の紹介文は東京都の小池百合子知事が担当しました。小池知事は、高市首相の就任について「日本で女性が投票権を得てから80年がたち、彼女はついに天井を打ち砕いた」と述べ、長らく男性中心だった日本の政界に大きな衝撃を与えたと評価しています。
英国のサッチャー元首相に憧れ、強いリーダーシップから国内外で「日本の『鉄の女』」とも形容される高市首相。小池知事の寄稿文もこれに呼応するように、女性の登用を阻む壁を「ガラスの天井」ではなく、より強固な「鉄の天井」に例えており、高市首相がそれを打ち破った象徴的な存在であることを強調しています。
世界の指導者から文化人まで TIME100に並ぶ多彩な顔ぶれ
今回のTIME100では、高市首相のほか、政治指導者のカテゴリーにドナルド・トランプ米大統領や中国の習近平国家主席、カナダのマーク・カーニー首相、ニューヨーク市のマムダニ市長らが選出されました。各国で大きな影響力を持つトップリーダーが並ぶ中で、高市首相は、日本初の女性首相としての象徴性と保守色の強い政策スタンスの両面から取り上げられています。
また、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領やイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相なども名を連ねており、世界情勢を左右する各国指導者が幅広く選出されています。経済分野では、グーグルのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)や、世界最大級の小売企業ウォルマートの経営トップなど、グローバル企業を率いる経営者たちがリスト入りしました。
スポーツや文化分野では、ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得したアリサ・リュウ選手が選出されています。ショートプログラム3位からの逆転優勝を果たしたリュウ選手は、一度の引退と復帰を経て金メダルにたどり着いたドラマ性も相まって、競技の枠を超えた影響力が評価されました。
タイム誌のTIME100は、「良くも悪くも世界に大きな影響を与えた人物」を選ぶことを趣旨としており、必ずしも賛美だけを意味するリストではありません。その中で、日本から2026年は高市首相のみが選ばれたことは、日本政治の変化と、それに対する国際社会の関心の高さを象徴しているといえます。




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