トランプ米大統領、韓国にホルムズ海峡支援「プロジェクト・フリーダム」への参加要請 イランによる韓国船攻撃と主張

アメリカと韓国の国旗

アメリカのトランプ大統領は5月4日、中東のホルムズ海峡付近で発生した韓国の貨物船の火災について、イランによる攻撃が原因であると主張しました。その上で、ホルムズ海峡を通過する船舶を保護するために米軍が主導している安全確保の取り組みである「プロジェクト・フリーダム」に、韓国も参加する時が来たと強く呼びかけました。

今回の事態の発端となったのは、ホルムズ海峡のアラブ首長国連邦(UAE)近海に停泊していた韓国の海運会社に所属する貨物船で4日午後8時40分ごろに発生した爆発および火災事故です。この船には韓国籍の船員6人を含む計24人が乗船していましたが、幸いにも人的被害は報告されていません。

トランプ氏は自身のSNSであるトゥルース・ソーシャルへの投稿を通じて、「イランは無関係の国々の船舶にも発砲している。韓国の貨物船もその一つだ。韓国もこの作戦に参加する時かもしれない」と述べ、明確にイランの軍事行動であると非難しました。さらに、「この韓国船を除けば、現時点でホルムズ海峡を通過する船舶に被害は出ていない」と強調し、米国の護衛下にある船舶の安全性をアピールしました。

また、トランプ氏はABCニュースの取材に対しても、被弾したとされる韓国船がホルムズ海峡で米国の護衛を受けておらず、単独で行動していたと説明しています。ただし、イランが停戦に違反したかどうかについては明言を避けました。さらにFOXニュースのインタビューでは、アメリカの艦艇を攻撃すれば「イランは地球上から消滅する」と強い言葉で牽制しており、中東地域における緊張が急速に高まっています。

現在、アメリカはペルシャ湾で足止めされている国際的な船舶が海峡を無事に通過できるよう、有志連合による支援作戦を展開しています。この海域は世界の主要なエネルギー輸送ルートであり、特に韓国は輸入する石油の約43%を同海峡経由で調達しているため、航行の安全性確保は死活問題となっています。それゆえに、トランプ大統領は当事国として応分の負担を求めている状況です。

米政府からの強い参加要請と韓国側の慎重な対応

トランプ大統領による度重なる圧力に歩調を合わせるように、アメリカのヘグセス国防長官も5日、記者会見において、韓国に「プロジェクト・フリーダム」への積極的な参加を促しました。ヘグセス長官は「トランプ大統領が明確にしたように、これはあなたたちの船であり、防衛の役割を果たすべきだ」と強調し、同盟国としての責任ある行動を強く求めています。

一方で、韓国の外務省は慎重な姿勢を崩していません。韓国政府は、船舶で爆発と火災が発生した事実は認めたものの、「まだ爆発の原因は分かっておらず、被弾したかどうかも現時点では明確ではない」と発表し、詳細な調査を進めている段階だとしています。

イランとの外交関係や、有志連合への参加に伴う国内法の手続きなど、複雑な課題を抱える韓国にとって、即座の作戦参加は容易ではありません。しかし、アメリカからの要求が公に強まる中、韓国政府がどのような決断を下すのか、国際社会から大きな関心が寄せられています。

米軍が主導「プロジェクト・フリーダム」について知りたい方は下記記事もお読みください。
https://tokyonewsmedia.com/archives/21999

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