
株式会社ZOZOが発表した2026年3月期の連結決算は、商品取扱高が前期比8.4%増の6660億3500万円となり、過去最高を更新しました。売上高は同7.2%増の2283億7300万円、営業利益は同7.1%増の693億6600万円、経常利益は同6.7%増の692億6100万円、当期純利益は同5.7%増の479億2600万円となり、増収増益を達成しています。主力のZOZOTOWN事業が1月の好調な集客や冬の本セールの伸長により堅調に推移したほか、広告事業も売上高が同6.0%増の118億8400万円に拡大しました。
事業別では、ZOZOTOWN事業の商品取扱高が前期比5.0%増の5166億1000万円となりました。このうち受託販売は同5.2%増の4927億4300万円、USED販売は同7.3%増の210億7400万円と伸長した一方、買取・製造販売は同24.3%減の27億9500万円となっています。Yahoo!ショッピングとYahoo!オークションで構成するLINEヤフーコマースは、「本気のZOZO祭」の開催日数増加などにより同13.4%増の789億2600万円と堅調に推移しました。
2026年3月期から新たに連結対象となった欧米中心のファッションショッピングプラットフォーム「LYST」は422億4500万円の商品取扱高を記録しましたが、ラグジュアリー業界の不調や米国の関税制度変更などを背景に計画を下回る結果となりました。BtoB事業は同36.1%減の83億7700万円、その他が198億7200万円となっています。全体としては修正後計画の6739億円に対して98.8%の達成率にとどまり、計画未達となりました。
平均商品単価は前期比1.6%減の3974円となり、新品商品の価格水準は前年同等でしたが、セール販売比率の増加により単価が減少しました。平均出荷単価も同1.3%減の8864円となり、セール販売比率の上昇により1注文あたりの購入点数は増加したものの、平均商品単価の下落が上回りました。なお、1万2000円以上で送料無料とする施策は前年同期より投下量を抑えつつ効果的に展開でき、購入点数へのマイナス影響はなかったとしています。
2030年にEBITA900億円目指す中期経営計画を初公表
ZOZOは今回、初めて中期経営計画を公表し、2030年3月期までの4年間で調整後EBITAで900億円(2026年3月期比23%増)の達成を目指すことを明らかにしました。事業を「モアファッション」「ニアファッション」「グローバル」の3領域に分け、それぞれの目標利益をモアファッション800億円、ニアファッション50億円、グローバル50億円に設定しています。
2027年3月期の業績予想については、商品取扱高を前期比5.0%増の6786億円、売上高を同5.9%増の2419億円、営業利益を同7.3%増の744億円、当期純利益を同3.7%増の497億円と見込んでいます。モアファッション領域では韓国発のファッションモール「MUSINSA」との連携を深めるほか、ニアファッション領域では香りの総合プラットフォーム「カラリア」を運営するHigh Linkの完全子会社化を第1号事例として、スキンケアやヘアサロンなど周辺市場への進出を進めるとしています。












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