
栃木県上三川町の住宅で69歳の女性が殺害された強盗殺人事件で、栃木県警は16日までに、いずれも16歳の少年4人を強盗殺人容疑などで逮捕しました。少年らはいずれも神奈川県内在住で、このうち相模原市在住の2人は同じ高校に通う同級生とみられています。
県警は4人が「実行役」として住宅に押し入った疑いが強いとみて、詳しい役割分担や事前の準備状況を調べています。
事件は14日午前9時半ごろに発生。住宅の長男から「家族がバールで殴られた」と110番があり、駆けつけた警察が倒れている女性を発見しました。女性はその後、死亡が確認されました。女性の息子2人も暴行を受け負傷しています。室内では物色された形跡があり、現金などが奪われた疑いがあることから、県警は当初から金品目的の犯行とみて捜査を開始しました。
一方、現場周辺では事件の約1カ月前から不審者や不審車両の目撃が相次いでおり、地域で注意喚起がされていました。
防犯カメラ映像や周辺の目撃情報から、現場近くに白いセダンタイプの外車が停車していたと判明し、捜査線上に少年らが浮上。15日には最初に逮捕された少年の自宅近くの公園駐車場で、特徴が一致する白いセダンが見つかり、犯行に使われた車とみて鑑識を進めています。
3月に東京都内で発生した窃盗未遂事件の際に使用された車とも特徴が酷似しており、警視庁との間で情報共有を行いながら関連を調べている状況です。少年4人の関係については、同じ高校の同級生のほか、SNSなどを通じてつながっていた可能性も指摘されており、4人はこの車に同乗して現場に向かったとみられています。
白いセダンと過去の窃盗事件、指示役の有無も焦点
17日には、少年らに指示を出していたとみられる20代の夫婦が羽田空港で出国直前に確保され、逮捕者は計6人となりました。捜査本部は事件当日、現場とは別の栃木県内から指示が出されていたとみており、他にも指示役が存在する可能性を視野に捜査を続けています。
県警は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の関与を視野に、通信アプリの履歴や資金の流れを解析し、「闇バイト」型の犯行かどうかを慎重に見極める方針です。高齢者宅を狙った強盗事件が各地で相次ぐなか、少年が実行役として動員される犯罪の実態と、背後にある犯罪ネットワークの問題を改めて浮き彫りにしています。








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