企業価値約6兆円のFigure AI、人間と人型ロボットの10時間におよぶ荷物仕分け対決を実施
- 2026/5/25
- ニュース, ビジネス
- アメリカ, 人型ロボット(ヒューマノイド)
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5月18日、米国のロボティクス企業であるFigure AIの本社にて、人間と人型ロボット(ヒューマノイド)による10時間にわたる過酷な荷物仕分けの対決が行われました。この対決は、自社開発のロボットであるFigure 03と、同社でビジュアライゼーション・スペシャリストのインターンとして勤務するエメ・ジェラール氏との間で行われました。
生配信では、横長に分割された画面の左右で人間とロボットが並行して同じ作業を進める様子が中継されました。作業内容は、梱包された荷物をピックアップし、バーコードの面を下にしてコンベヤーベルトに流すという単調なものです。序盤はジェラール氏が圧倒的な速さで作業を進めていましたが、5時間ほど経過した時点で生理的な限界が訪れます。カリフォルニア州の労働法に基づきジェラール氏がトイレ休憩や食事休憩を取っている間に、休むことなく稼働し続けるロボットが一時的にリードを奪う展開となりました。
しかし、ジェラール氏は人間としての意地を見せて猛烈な巻き返しを図り、最終的に仕分けた荷物の数は1万2924個に達しました。対するFigure 03は1万2734個にとどまり、海外メディアの速報値によると、わずか192個の差で辛勝する結果となりました。1個あたりの平均仕分け時間は人間が2.79秒、ロボットが2.83秒でした。ジェラール氏の手にはマメができるほどの過酷な労働でしたが、ごまかしのない真剣勝負であることが視聴者に証明されました。Figure AIは事前の告知でも「どちらが勝つか誰にも分からない」とアピールしており、実際のデモでは人間の作業ペースにロボットが肉薄する驚異的な光景が広がりました。
企業価値が390億ドル(約6兆円)とされるFigure AIは、5月13日からこのヒューマノイドの作業風景をライブ配信しており、開始から24時間で累計視聴回数が300万回を突破するなど、世界中から大きな注目を集めています。
人間が勝つのはこれが最後、自律交代システムが示すロボットの脅威
この対決結果を受けて、Figure AIの創業者兼CEOであるブレット・アドコック氏は自身のX(旧Twitter)で、「人間が勝つのはこれが最後になるだろう」と宣言しました。人間は法的な休憩を必要とし、長時間の作業で疲労を蓄積させますが、ロボットには生理的な限界がありません。
実際、最新のFigure 03は独自のAIモデル「Helix 02」を搭載しており、完全に自律的なタスクの実行が可能です。また、バッテリー残量が少なくなると自ら別の機体と通信し、作業を自動で交代する高度なシステムを備えています。今回の10時間のデモ中にも、開始から約4時間が経過したタイミングで別の個体へとシームレスに交代する様子が確認されました。この実証実験は、24時間体制の過酷なシフトにおいてもロボットが安定して稼働し続ける耐久性を持つことを、潜在顧客に強くアピールする結果となりました。さらなる精度向上により、労働力不足の解消に向けた人型ロボットの本格的な実用化が迫っていることを示しています。












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