
北京中心部の最高層ビル「中国尊」で小型機とみられる飛行体の衝突が起き、操縦士の死亡と負傷者の発生が確認されています。
中国・北京中心部にある超高層ビル「シティックタワー(中国尊)」に26日夕方、小型機とみられる飛行体が衝突し、周辺で破片が散乱する事態となりました。 北京市朝陽区当局によると、衝突したのは単発エンジンの2人乗り軽量スポーツ航空機で、操縦していたパイロット1人が死亡し、現場では13人がけがをしたと発表されています。 現場はオフィスビルや商業施設が密集する北京中心部のビジネス街で、衝突直後から警察車両や消防車両が多数集まり、周辺一帯は封鎖されました。
飛行体はビル高層階に接触し、外壁やガラスの一部が破損して地上に落下したとみられています。 現地時間26日午後5時55分ごろに衝突が発生したとされ、目撃者は「花火より大きな音がした」と証言しており、突然の爆音に周辺は一時騒然となりました。 衝突後、ビル内のテナントには避難指示が出され、警察や消防が建物の安全確認と負傷者の救護にあたっています。 中国メディアの初期報道は限られ、香港メディアや海外メディアの情報を通じて事故の状況が徐々に伝えられる形となりました。
金融街のランドマーク揺らす事故、当局が原因調査
衝突現場となった「中国尊」は、北京市朝陽区の商業エリアに立つ高さ528メートル超の超高層ビルで、地上100階以上を備え、市内で最も高い建物です。 中国国有企業「中国中信集団」の本社機能を持つほか、金融や不動産関連企業が多数入居し、高層階には展望施設も設けられており、北京の金融街を象徴するランドマークとして知られています。 こうしたビジネス拠点に小型機が衝突したことで、安全管理の在り方や、都市部上空の飛行ルールを巡る議論が広がる可能性があります。
北京市朝陽区当局は、現在、負傷者の救護に全力を挙げるとともに、関連部門が事故原因の調査を進めていると説明しています。 機体は乗用車ほどの大きさの軽飛行機で、地元の航空企業が所有していた可能性が指摘されており、飛行ルートや運航目的を含めた詳細な検証が行われている段階です。 一部の報道では、中国製2人乗り小型スポーツ機が衝突したとの見方も示されていますが、当局から正式な機種の発表はなされていません。 大都市の中心部で高層ビルへの飛行体衝突が確認されたことで、今後、中国当局がどのような再発防止策や情報公開の方針を示すのかが注目されています。





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