U-NEXT HOLDINGSとTBSホールディングスが資本業務提携を締結、グローバル競争力を有するオリジナルコンテンツ創出へ

株式会社U-NEXT HOLDINGSは、6月26日、株式会社TBSホールディングスとの間で資本業務提携に関する契約を締結したと発表しました。本提携により、両社は経営資源を深く結合させ、グローバル市場における競争力を高める戦略的な取り組みを開始します。
資本提携の具体的な内容として、契約締結日である6月26日の取締役会決議に基づき、U-NEXT HOLDINGSの代表取締役社長CEOである宇野康秀氏が保有する同社の普通株式1162万7900株(発行済株式総数の6.45%)を、市場外での相対取引によりTBSホールディングスへ譲渡します。譲渡価格は1株あたり1,720円で、取得総額は約200億円規模に上ります。この取引は7月3日に実行される予定であり、取得後のTBSホールディングスの持株比率は8.03%となる予定です。
この業務提携の背景には、両社が持つ強固な事業基盤の融合があります。U-NEXT HOLDINGSグループが展開する国内最大級の配信プラットフォームと、TBSホールディングスグループが長年培ってきた卓越したドラマなどのコンテンツ制作力を結集させることが主な狙いです。これにより、世界市場で勝負できるグローバル競争力を有するオリジナルコンテンツの創出力と、それを視聴者に届ける流通力を飛躍的に向上させることが期待されています。
これまでも動画配信サービス等で協業関係にあった両社ですが、今回の資本関係の構築により、そのパートナーシップをさらに強固なものとします。実際、この資本業務提携の発表を受け、株式市場では同社の成長性に対する期待が高まり、U-NEXT HOLDINGSの株価は前週末の発表後から上げ幅を拡大して3日続伸するなどの好反応を見せています。日本国内の優良な制作力とデジタル配信網を結びつける今回の決断は、エンターテインメント業界における両社の存在感を一層高めるものとなります。
コンテンツ領域にとどまらないオムニチャネル協業の展開
今回の提携において注目されるのは、協業の範囲が映像コンテンツの制作や配信にとどまらない点です。両社は、世界市場向けのオリジナルコンテンツを制作・配信する合弁会社の設立を通じた取り組みを推進するとしています。具体的には、韓国のCJ ENMを含めた3社による合弁会社「StudioMonowa」を本年4月にすでに設立しており、世界向けオリジナルコンテンツの企画・流通を一気通貫で行う体制を本格稼働させています。
さらに、TBSホールディングスグループが保有する豊富な映像コンテンツと、U-NEXT HOLDINGSグループがB2B事業として展開している店舗向け映像配信機能付き音楽サービス(BGV)や業務用カラオケ「JOYSOUND」との連携を検討対象に挙げています。これにより、オンラインの動画視聴だけでなく、全国の飲食店やカラオケ店などのリアル空間においても、自社コンテンツを活用したマーケティング展開が可能になります。
加えて、TBSホールディングスグループが保有する国内の事業基盤と、U-NEXT HOLDINGSグループの店舗・施設における顧客基盤の活用、さらには金融・不動産・グローバル事業を通じた多角的な連携も視野に入れています。両社はメディアの枠を超えた複合的なビジネスモデルを構築し、中長期的な企業価値の最大化を目指していく構えです。








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