高市首相、初のインド公式訪問でモディ首相と「兄妹」の親密関係を構築し、2兆円規模の投資など経済・安保協力を深化
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インドを公式訪問中の日本の高市早苗首相は7月2日、首都ニューデリーでナレンドラ・モディ首相と会談し、両国の戦略的パートナーシップを飛躍的に高めることで合意しました。会談後の共同記者発表で高市首相は、モディ首相から「美しい妹」と紹介されたことを笑顔で明かし、互いに「兄、妹として付き合いを続ける約束をした」と述べ、両首脳間の強固な信頼関係をアピールしました。
今回の訪問では、日本政府が2036年を目標とする今後10年間で約10兆円規模の対印投資を促す方針に基づき、日本の民間企業による約2兆円規模の投資が既に決定されたことが確認されました。日本からは経済界代表ら50人余りが同行し、インド事業で成功を収めるスズキの幹部らも参加しました。日印の企業間では120件超の協力文書が発表され、高市首相は「官民一体で日印の未来を切り開いていきたい」と意気込みを語りました。
経済安全保障分野においては、半導体や重要鉱物など5つの優先分野における協力を盛り込んだ共同宣言が発表されました。これは、レアアース(希土類)の輸出規制を通じて各国に圧力をかける中国を念頭に置いたものであり、恣意的な輸出制限や経済的威圧への懸念を共有しています。また、人工知能(AI)分野では「安全で信頼できるAI」の普及に向けた共同声明を発表し、2030年までにインドの高度人材500人を日本に招請して共同研究を推進することや、日本での「AIサミット」開催への支持が確認されました。エネルギー分野でも、牛のふんを利用したバイオガス生産施設1000基をインド全土に新たに導入するなど、独自の相互補完的な事業が始動します。
2日午後には日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催する「日印合同経済フォーラム」が開かれ、日本から150社以上の企業関係者が参加し、両首脳がそろって出席しました。さらにモディ首相主催の昼食会では、インドの伝統楽器で坂本九さんのヒット曲「上を向いて歩こう」などの日本の曲が披露され、高市首相が即興で楽器を演奏するなど、「音楽外交」を通じても親交を深めました。
海洋安全保障協力の拡大と将来を見据えた連携強化
安全保障面でも大きな進展がありました。高市首相とモディ首相は、海洋安全保障協力を拡大するため、日本の海上自衛隊護衛艦とインド海軍艦艇による共同訓練を実施することで合意しました。さらに、艦艇の整備や防衛装備品に関する協力を進めるとともに、外務・防衛閣僚会合(2プラス2)を年内に開催することを指示し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた両国の戦略的連携をより一層強固なものにしました。
高市首相はエネルギーや技術の安定供給の確保など、将来の地政学的リスクに備えるための対応策を講じる必要性を強く訴えました。共同記者発表では、「混迷する国際情勢の中で、こうした相互補完的な協力関係を構築していくことが一層重要になっている」と強調しました。首脳同士の「兄妹」という親密な信頼関係と、官民を挙げた具体的な協力が車の両輪となり、日印関係は一段の深化を遂げています。最後に高市首相は「次回は、モディ首相を日本でお迎えできることを楽しみにしている」と語り、首脳による相互往来であるシャトル外交の継続に意欲を見せました。












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