
ウクライナ軍参謀本部は7月6日、同国国境から約2500キロ離れたロシア西シベリア・オムスク州のオムスク製油所を無人機(ドローン)で攻撃し、施設を損傷させたと発表しました。同製油所はロシア石油大手ガスプロムネフチが所有する国内最大の精製施設であり、ウクライナ軍によるドローン攻撃が到達したのは今回が初めてとなります。
参謀本部は、オムスク製油所の年間製油量が2100万トンに上り、多種の石油製品を生産してロシア軍への燃料供給において極めて重要な役割を担っていたと指摘しています。今回の作戦成功により、ウクライナ軍は今年に入ってからロシア国内の複数の主要な石油精製施設に対して継続的に損害を与えていると表明しました。さらに、海外メディアが報じた業界関係者の証言によれば、同製油所がドローン攻撃を受けて稼働を停止したとされており、ロシア国内の燃料供給網への影響は計り知れません。実際、ロシア各地では購入制限が導入され、ガソリン価格も上昇傾向にあります。
オムスク州のホツェンコ知事は同日、SNSを通じて「敵のドローンがオムスク製油所を攻撃した」と事実を認めました。防空部隊が大部分を撃墜し死傷者はいないと主張していますが、現場の敷地内では火災が発生し消防隊が消火活動に追われています。国境から約2500キロ離れたロシア西シベリア・オムスク州に位置し、年間2100万トンの製油能力を持つロシア最大規模の施設が稼働を停止したことは、同国の燃料供給網への深刻な打撃を意味します。
ウクライナ軍はここ数カ月間、ロシア軍の補給路を断つための長距離作戦を本格化させています。参謀本部は4日時点で、今年に入りロシアの製油能力に甚大な打撃を与えたと主張しました。前線から遠く離れたエネルギー産業に直接打撃を与えることで、ロシアの戦費調達や軍への燃料補給網を阻害する戦略的な狙いがあるものとみられます。
首都キーウへの大規模攻撃が激化、死傷者は100人超に
ウクライナによるロシア深部へのドローン攻撃の成功は、同国の無人機開発技術が飛躍的に向上していることを示しています。一方でロシア側の報復は、ウクライナの防空網の隙を突く形で民間インフラを破壊し、社会機能の麻痺を狙うものです。双方が後方の重要インフラを直接標的とする消耗戦の様相が一段と鮮明になっており、戦線拡大への懸念が強く促される状況となりました。












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