
飯島三智さんが、BTSなどを擁するHYBEの日本拠点・HYBE JAPANで「J-POPエグゼクティブプロデューサー」に就任し、日本発エンターテインメントの強化に乗り出すことが明らかになりました。
元SMAPのチーフマネジャーとして「育ての親」と呼ばれてきた飯島三智さんが、HYBE JAPANの「J-POPエグゼクティブプロデューサー」に就任することが7月7日に発表されました。 HYBE JAPANは、BTSや&TEAMなどが所属する世界的エンターテインメント企業HYBEの日本本社で、日本市場における事業展開を担う拠点です。
飯島さんは現在、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんら「新しい地図」メンバーが所属する株式会社CULENの代表取締役を務めており、CULENでの経営およびプロデュース業務を継続しながらHYBE JAPANの新ポジションを兼務します。 映像・映画・テレビといったメディアを横断してコンテンツを仕掛けてきた経験と、HYBEが持つグローバルなインフラを組み合わせ、日本発の新たなエンターテインメント創出に取り組む構えです。
HYBE JAPANは今回の人事を、「日本独自のカルチャーを起点にしたJ-POP新規IPの創出・育成を進めるうえで重要な一歩」と位置づけています。 SMAPをはじめ多くのタレントで「歌・バラエティ・ドラマ・映画」を横断するマルチタレントモデルを確立させてきた飯島さんを迎えることで、新規IP開発のスピードと、映像作品を巻き込んだメディア展開の戦略的シナジーを期待していると説明しています。
飯島さんはコメントで、ファンダム(熱心なファンコミュニティ)の力に着目し、「ファンダムとエンターテインメントの融合」に尽力したいと強調しました。 そのうえで、CULENで培ってきた知見をHYBE JAPANと共有し、日本のエンターテインメントが持つ可能性をさらに広げる考えを示しています。 日本から生まれるアーティストやコンテンツが多くの人に愛され、長く記憶に残る存在となるよう、誠実に取り組むとしています。
日本発J-POP戦略と「ファンダム」時代の行方
HYBE JAPAN側は、今回の招聘の背景には「日本市場における独自のアーティスト展開」と「J-POP領域のさらなる発展を目指す」という二つの狙いがあると説明しています。 世界的にK-POPがファンダムを軸に成長してきたなかで、日本のポップカルチャーを起点とした新たなJ-POP IPを生み出し、国内外の市場に届けることが、中長期的な戦略の柱になりそうです。
HYBE JAPANの取締役兼会長キム・ヨンミン氏はコメントで、飯島さんの「稀有な実績と深い洞察、アーティストへの深い愛情」を高く評価し、グローバルなインフラとの掛け合わせによって「日本の音楽シーンに新たな風を吹き込み、ファンに愛されるプロジェクトを届けたい」と語りました。 日本の芸能界と世界市場をつなぐ大型人事として、SMAPを国民的グループへ押し上げたプロデュース力がどのように次世代アーティスト育成に活かされるのかが注目されます。
一方で、飯島さんが代表を務めるCULENは、「新しい地図」ほか、日本コンテンツや日本伝統文化の海外発信も事業内容に掲げており、すでに国内外のファンコミュニティを対象とした展開を行ってきました。 今回の就任により、CULENでの活動とHYBE JAPANでのプロジェクトがどのように連動し、日本発コンテンツの国際的なプレゼンス拡大に寄与していくかは、エンタメ業界全体にとっても大きな関心事です。
日本の音楽・タレント産業は、長く国内中心のビジネスモデルに依拠してきましたが、配信プラットフォームの浸透とともに、ファンダムを基盤としたグローバル展開の重要性が増しています。 SMAP世代から現在のファン文化までを熟知するプロデューサーと、世界市場を視野に入れる企業のタッグにより、J-POPがどのような形で再定義されていくのか——今後の具体的なプロジェクトの動きが待たれるところです。












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