
北中米共催のサッカーワールドカップ(W杯)は日本時間7月20日、ニューヨーク・ニュージャージー競技場で決勝戦が行われました。世界ランキング2位のスペイン代表が、連覇を狙う同1位のアルゼンチン代表を延長戦の激闘の末に1-0で下しました。これによりスペインは、2010年大会以来2度目の優勝を果たし、16年ぶりに世界の頂点に立ちました。
試合は序盤からスペインが持ち前の精微なパスワークで主導権を握りましたが、アルゼンチンも緩みのないプレスと強固な守備で対抗し、スコアレスの拮抗した展開が続きました。しかし後半終了間際、アルゼンチンのMFエンソ・フェルナンデスが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり、アルゼンチンは残り時間を10人での戦いを強いられることになります。
迎えた延長後半1分、ついに試合の均衡が破れます。スペインの右サイドから上がったクロスを、途中出場のFWニコ・ウィリアムズが頭で折り返し、最後は同じく途中出場のFWフェラン・トーレスが押し込んで値千金の決勝点をもぎ取りました。
ルイス・デラフエンテ監督が率いるスペインは、今大会全8試合を通じてわずか1失点という圧倒的な堅守を誇り、国際Aマッチの連続無敗記録を男子の世界最長となる38試合に更新して歴史に名を刻みました。大会最優秀選手(MVP)には中盤の要であるスペインのMFロドリが選出されています。一方、敗れたアルゼンチンのエースFWリオネル・メッシはシュート2本に抑え込まれて不発に終わり、得点王は計10ゴールを挙げたフランス代表のFWキリアン・エムバペが獲得しました。
豪華絢爛なハーフタイムショーと母国スペインを包んだ熱狂
今大会の決勝戦は、ピッチ外の華やかな演出でも世界中の話題を集めました。前半終了後には、W杯史上初となるハーフタイムショーが異例の27分余りにわたって行われ、マドンナやBTSなど世界的トップアーティストたちが圧巻のステージを披露しました。
日本国内では、キックオフが月曜日の午前4時という早朝であったにもかかわらず、多くのサッカーファンが生中継を通じて熱い視線を送りました。母国スペインの首都マドリードでは、市中心部のコロン広場に設けられたパブリックビューイング会場に試合開始の3時間前から市民らが集結しました。強い日差しの下で熱気と緊張に包まれながら見守っていた市民たちも、延長後半の決勝点の瞬間には耳をつんざくような大歓声を上げ、応援楽器の重低音とともに一斉に歌と踊りが始まるなど、会場は巨大なダンスフロアと化すほどの歓喜の渦に包まれました。












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