
米グーグルの親会社アルファベットは、2026年4〜6月期決算を通じて、傘下のグーグルが宇宙開発・AI企業スペースXの株式を保有していることを明らかにしました。スペースXが大型の新規株式公開(IPO)を実施したことに伴い、その株式評価額を基準に算定した保有額は941億ドル、日本円で約15兆4000億円に達するとされています。
グーグルはスペースXの初期投資家の一社として知られ、これまでもスペースXの企業価値上昇によって業績への貢献が続いてきました。一般的にIPO後の株式には、一定期間の売却を制限する「ロックアップ」が課されることが多く、アルファベットの四半期報告書によると、グーグルが保有するスペースX株のうち800億ドル相当には短期の売却制限が設けられているとのことです。さらに141億ドル相当については、来年の7〜9月期まで長期の売却制限が課されているといいます。
今回の発表は、アルファベットの2026年4〜6月期決算にも大きな影響を与えました。同期の純利益は前年同期比で約4倍となる1121億700万ドル、日本円で約18兆円に達し、四半期として過去最高を記録しています。売上高も前年同期比24%増の1197億9600万ドル(約19兆5400億円)となり、12四半期連続の2桁増収を達成しました。純利益の大幅な伸びは、スペースXなど保有株式の評価益が大きく押し上げた結果とみられています。
株式評価益が純利益を押し上げ、クラウド事業も好調
アルファベットの投資ポートフォリオには、成長を続けるAIスタートアップのアンソロピックへの出資分も含まれており、こうした保有株式全体の評価益が同四半期に大きく計上されています。株式関連の評価益は約980億ドル、日本円で約16兆円規模に達し、純利益を大幅に押し上げる要因となりました。
一方で本業の成長も堅調でした。クラウド事業を担うグーグルクラウドの売上高は前年同期比82%増と急伸し、AIインフラや企業向けAIサービスへの需要拡大が業績をけん引しています。営業利益は前年同期比30%増の407億7000万ドルとなり、営業利益率も34%に拡大しました。設備投資額も前年同期比で約2倍の449億2400万ドルに達しており、AI関連分野への積極的な投資継続がうかがえます。








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