
トヨタ自動車は2026年7月30日、2026年上半期(1〜6月)の世界販売台数を発表しました。ダイハツ工業と日野自動車の一部実績を含めたグループ全体の販売台数は前年同期比2.8%減の539万484台となり、2年ぶりに前年実績を下回りました。それでもドイツのフォルクスワーゲングループの約412万6000台、韓国ヒョンデグループの約358万台を上回り、上半期として7年連続で世界首位の座を守りました。
ブランド別に見ると、トヨタとレクサスを合わせた販売台数は2.9%減の500万8898台にとどまりました。一方でダイハツは7.4%増の35万3700台と好調を維持しています。日野自動車については、2026年4月にグループから外れたことに伴い、1〜3月の実績である2万7886台のみが計上されました。
販売が落ち込んだ主な要因は中国と中東での不振です。中国ではガソリン価格の高騰などにより販売環境が厳しさを増し、トヨタ単体の中国販売は17.1%減の約69万台にまで落ち込みました。中東地域でも3月以降に情勢の緊迫化を背景とした需要の大幅な落ち込みが続き、21.6%減の約21万台となっています。一方、主力市場である北米や国内市場の需要は堅調に推移しており、グループ全体の販売を下支えしました。
電動化の動きも大きく前進しています。ハイブリッド車(HV)の世界販売台数は4.4%増の233万台、電気自動車(EV)は前年の約2.3倍にあたる19万台となり、いずれも過去最高を記録しました。プラグインハイブリッド車(PHV)などを含めた電動車全体の販売台数は約271万台に達し、9.1%増加しました。この結果、全体の販売台数に占める電動車の比率は初めて5割を超え、上半期としては過去最高となっています。北米市場でハイブリッド仕様の「カムリ」や「RAV4」の販売が好調だったことが、電動車比率の押し上げに寄与したとみられます。
国内大手8社の販売は総じて減少、スズキとダイハツは堅調
国内乗用車大手8社が発表した2026年上半期の世界販売台数の合計は、前年同期比2.3%減の約1192万台となりました。スズキとダイハツ工業の2社を除く6社が軒並み前年実績を割り込んでおり、業界全体として厳しい上半期だったことがうかがえます。
そうした中でスズキはインド市場での販売が好調に推移し、上半期として過去最高を更新しました。国内自動車メーカーの中では、トヨタに次ぐ販売台数2位につけています。トヨタグループの世界生産台数についても、中東情勢に伴う物流の混乱などが響き、前年同期比0.3%減の551万台にとどまっています。今回の発表を受け、国内メディア各社は「トヨタ7年連続世界首位」の見出しで一斉に報じ、電動車比率の5割超えという節目にも注目が集まっています。












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