
フジクラ(5803)が7日、2027年3月期第1四半期の連結決算を発表し、通期の業績予想を今期2度目となる上方修正に踏み切りました。第1四半期の売上高は前年同期比50.1%増の4020億円、営業利益は同2.6倍の1048億円となり、四半期としての過去最高を更新しています。純利益も同156.8%増の804億円と大きく伸び、いずれもアナリストのコンセンサス予想を上回る結果となりました。
好調の中心は情報通信事業です。同事業の第1四半期売上高は前年同期比1206億円増の2644億円、営業利益は同640億円増の980億円に達し、営業利益率は前年の23.6%から37.0%へ急上昇しました。データセンター向けの光コンポーネント製品の需要拡大に加え、米国以外の地域での新規データセンター案件の大量受注が業績を押し上げた要因とされています。
これを受け、会社は2027年3月期通期の営業利益予想を従来の3100億円から4320億円へ引き上げました。前期比では約2.3倍の水準です。あわせて売上高予想は1兆4620億円から1兆7550億円へ、純利益予想は2290億円から3260億円へ、いずれも上方修正されています。年間配当予想は38円で据え置かれました。
6月に続く連続修正、背景に光コンポーネント需要
フジクラは6月18日にも、当初計画に対して営業利益予想を2110億円から3100億円へ引き上げる大幅な上方修正を実施していました。今回はその修正からわずか50日ほどでの再修正となります。当時の上方修正では、ハイパースケーラーと呼ばれる大手クラウド事業者からの想定外の光コンポーネント製品の受注や売価上昇、さらに主力の光ファイバー製造に必要な水素の不足懸念が緩和されたことが要因として説明されていました。
今回の再修正でも、光コネクターやサーバー収納用ラックなどの光コンポーネント製品の販売が想定を上回るペースで推移していることが主因とされています。水素不足についても、使用量の削減や調達先の多様化、自社生産の一部前倒しにより、6月時点の想定より影響が緩和されたと説明しています。生成AIの普及に伴うデータセンター投資の拡大が、同社の業績を押し上げる構図が続いています。












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