-1024x660.jpg)
株式会社サイバーエージェントは、8月7日に2026年9月期第3四半期累計の連結決算を発表し、市場の期待を上回る大幅な増収増益となる好業績を明らかにしました。本決算において、売上高は前年同期比12.2%増の7092億7200万円に達し、本業の儲けを示す営業利益も同38.2%増の674億4900万円と大幅な増益となりました。さらに、経常利益は同42.3%増の691億8200万円、最終的な純利益は同49.5%増の360億3500万円を記録しており、複数事業の成長による全社的な利益水準の向上が伺えます。
決算説明会に登壇した山内隆裕社長は、「社内で想定したよりも良い感触で推移した」と振り返り、手応えを口にしています。この強気な姿勢と足元の好調な推移は、通期の業績予想にもダイレクトに反映されています。同社は2026年9月期の通期見通しを上方修正し、当初は減益も見込まれていた見通しから一転して力強い増益予想へと舵を切りました。具体的には、売上高を8800億円から前期比8.7%増となる9500億円へ引き上げ、営業利益についても500億〜600億円のレンジ予想から770億円へと大幅に見直しています。あわせて、経常利益の予想を780億円に、最終利益の予想も410億円へとそれぞれ引き上げており、各段階利益において極めて高水準な着地を目指す方針を示しました。
この好調な業績推移の背景には、これまで先行投資を行ってきた主要事業において利益が出始めたことや、新規事業が業績に寄与していることなどが挙げられます。データにもそれは表れており、通期計画に対する進捗率は、売上高が74.7%であるのに対し、営業利益は87.6%、最終利益は87.9%に達しています。第4四半期を残した段階ですでに9割近い利益を確保しており、余裕を持ったペースでの推移が見込まれています。さらに、こうした好調な業績を背景として、期末の一括配当予想も従来の19円から20円への増配が発表されました。前期の17円から着実な引き上げとなっており、株主還元に対する意欲の高さも市場から高く評価される要素となっています。
ABEMAの黒字化定着とゲーム事業の世界的ヒットが利益を牽引
セグメント別の動向を分析すると、全社的な利益水準の押し上げに大きく貢献したのがメディア&IP事業とゲーム事業です。今年4月に開局10周年を迎えた動画配信プラットフォーム「ABEMA」は長年の先行投資が実を結び、黒字化が定着しつつあります。周年記念番組など積極的な投資を行いながらも、メディア&IP事業の営業利益は前年同期比88.0%増の131億7800万円と大幅に伸長しました。
また、ゲーム事業では主力タイトルが堅調に推移したことに加え、子会社株式会社GOODROIDのハイパーカジュアルゲーム『Bus Traffic Fever!』が世界累計2500万ダウンロードを突破する大ヒットを記録しました。これによりゲーム事業の営業利益は509億2300万円(同44.8%増)に達し、同社の最大の稼ぎ頭としての強さを示しました。
一方、売上規模が最大のインターネット広告事業は、売上高3636億8700万円(同4.9%増)を計上し、高い増収率を維持しています。ChatGPTに対応したツール「極予測TD」の展開や、6月の「AI Search マーケティング事業本部」新設など、AI検索の浸透を見据えた先駆的な取り組みを加速させており、これが今後の成長を支える基盤となります。










の看板-280x210.jpg)

-300x169.jpg)