
存命中の世界最高齢とされる英国のエセル・ケータハムさんが2026年8月21日、117歳の誕生日を迎えました。英南部サリー州の介護施設で暮らすケータハムさんは、117歳に達した初の英国人となりました。
ケータハムさんは1909年8月21日、イングランド南部ハンプシャー州に生まれました。8人きょうだいのうち下から2番目で、エドワード7世の治世中に生まれた英国人として、最後の存命者とされています。117年の人生は、二度の世界大戦、タイタニック号沈没、ロシア革命、新型コロナウイルス禍など、近現代史の大きな出来事と重なります。
若い頃には18歳でインドへ渡り、英国人家庭で子どもの世話をする仕事に就きました。その後、長い人生の中で家族を育て、現在はロンドンから約40キロ離れたサリー州の施設で生活しています。2020年には110歳で新型コロナに感染しましたが、回復しました。
世界最高齢者として認定されたのは2025年です。ブラジル出身で116歳だった修道女イナ・カナバロ・ルカスさんの死去を受け、ギネス・ワールド・レコーズがケータハムさんを存命中の世界最高齢者に認定しました。
117歳の節目を迎え、ケータハムさんは家族や友人と誕生日を祝ったといい、英PA通信に対して「来年がどうなるか楽しみです」と語りました。近年にはチャールズ英国王とも面会しており、116歳の誕生日の直後には国王の訪問を受けたことも報じられています。
117歳という節目が示す長寿記録の重み
ギネス・ワールド・レコーズによると、117歳まで生きた英国人はケータハムさんが初めてです。世界規模でみても、117歳の誕生日を迎えた人は極めて少なく、超高齢者の記録は人類の長寿を考える上で象徴的な出来事となっています。
史上最長寿の記録は、1997年に亡くなったフランスのジャンヌ・カルマンさんの122歳164日です。ケータハムさんはこの記録にはなお届かないものの、1世紀を大きく超える年月を生き、時代の変化を直接経験してきました。
日本でも100歳以上の人口は増加が続き、長寿化に伴って介護、医療、地域での支え合いをどう持続させるかが重要な課題です。ケータハムさんの117歳到達は、長寿そのものを祝うニュースであると同時に、高齢社会のあり方を改めて考える契機にもなりそうです。












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