第48回日本アカデミー賞より特別賞新賞「主題歌賞」を設立 初回の受賞者はMrs. GREEN APPLE(対象作品:「ディア・ファミリー」主題歌 『Dear』)

日本アカデミー賞協会は、主催する「日本アカデミー賞」に新たな賞「主題歌賞」の設立を発表しました。
2025年で48回目を迎える日本アカデミー賞は、「日本映画人による日本映画人のための日本映画の祭典」として、一年の映画界の総決算である授賞式にて映画に携わる俳優、スタッフを顕彰します。
今回新たに設立された「主題歌賞」は、その年の最も印象に残る主題歌を担当したアーティストに贈られます。日本アカデミー賞発足当初から、劇伴作曲者を対象とした「音楽部門」が設立されていましたが、作品の世界観を表現する重要な存在で、映画と観客の架け橋になっている主題歌も対象になります。
栄えある初回の受賞者となる、第48回日本アカデミー賞主題歌賞の受賞者は、Mrs. GREEN APPLE(対象作品:「ディア・ファミリー」主題歌 『Dear』)です。授賞式の副賞協力 TASAKI の推薦、映画人の組織である当協会会長、ならびに役員の選考により決定しました。
贈賞は、3月14日(金)にグランドプリンスホテル新高輪にて開催される「第48回日本アカデミー賞授賞式」にて行われます。
〈目次〉
Mrs. GREEN APPLE 大森元貴氏の受賞コメント

今回の受賞について、Mrs. GREEN APPLE(読み:ミセスグリーンアップル)のボーカル&ギター・大森元貴氏は以下のようにコメントしています。
「この度、新たに設立された特別賞「主題歌賞」を受賞いたしました。
映画と音楽は非常に密接な関係にあり、日々音楽を創作する者として、”作品の邪魔だけはしたくない。その映画に関わったすべての方々へ感謝の気持ちを込め、最大のラブレターであるべきだ”と思いながら主題歌を担当させていただいております。
名誉ある祭典で初の受賞者となり、その大きさに背筋が伸びます。
今後とも胸を張って、より良い音楽を創るべく邁進してまいります。」
映画「ディア・ファミリー」主題歌『Dear』について
『Dear』は、家族の絆を描いた実話をもとに映画化された「ディア・ファミリー」の主題歌です。大森元貴氏が作詞・作曲を担当し、事前に作品の資料や映像を見て得たエネルギーや生きる活力を込めて書き下ろしました。壮大でエモーショナルな楽曲はエンディングにさわやかな余韻を残し、見る者の感動をより深めます。
映画「ディア・ファミリー」について
世界で17万人の命を救った「IABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテル」誕生の実話を映画化。主人公・宣政を大泉洋、妻・陽子役を菅野美穂、娘・佳美役を福本莉子が演じるヒューマンドラマです。
監督:月川翔、原作:清武英利、脚本:林民夫で、2024年6月14日に劇場公開されました。
Mrs. GREEN APPLEについて
Mrs. GREEN APPLEは、2024年に映画主題歌として以下も担当しています。
- 映画「サイレントラブ」の『ナハトムジーク』
- 映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」の『ビターバカンス』
どの作品においても映画に寄り添った楽曲で映画と主題歌の融合で観客を魅了し、話題を集めました。
「第48回日本アカデミー賞授賞式」について

第48回日本アカデミー賞授賞式は、2025年3月14日(金)に、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて開催されます。司会は羽鳥慎一氏と安藤サクラ氏です。
この映画人と映画ファンが集う日本映画界の式典において、初の主題歌賞贈賞が、職種の多様性を発信し、映画界の発展につなげるきっかけになるでしょう。
第48回日本アカデミー賞授賞式
https://www.japan-academy-prize.jp/