
日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の人気企画「絶対に笑ってはいけない」シリーズが、世界各地でローカル版として制作されることになりました。フォーマット販売を担う吉本興業が、世界最大級のエンターテインメント企業とパートナーシップを締結し、企画のグローバル展開に乗り出したものです。契約により、同社グループが持つ制作ネットワークを通じて、フランスやドイツ、オーストラリアを含む23の地域で現地版の制作が進められると報じられています。
今回の契約は吉本興業と日本テレビの提携によるもので、海外パートナー側は「遊び心と予測不能な展開を兼ね備えた国際的ポテンシャルを持つフォーマット」として本企画を高く評価しているといいます。24時間体制で笑いをこらえ続ける状況と、笑った瞬間に科される罰ゲームとのギャップが、言語や文化の壁を越えて視聴者を惹きつける要素になると期待が示されています。 一方、吉本興業側も「日本で最も人気のあるバラエティ企画の一つ」と自負しつつ、国際的なエンターテインメントIPとして育成していく方針を明らかにしています。
「笑ってはいけない」シリーズは、2003年に罰ゲーム企画としてスタートし、2006年からは大みそか特番として毎年放送され、15年にわたって年末の風物詩として定着しました。「NHK紅白歌合戦」の裏番組でありながら高視聴率を記録し、過酷なロケと大掛かりな仕掛けで多くの視聴者を引き付けてきました。しかし、2021年以降はコロナ禍に伴う大規模ロケの難しさなどから新作放送が見送られています。 それでもインターネット上では過去回の字幕付き映像などが海外で話題となり、日本発のカルト的人気コンテンツとして支持を保ってきました。
背景には、同じく日本発フォーマットである「ドキュメンタル」が、「笑ったら負け」というコンセプトを軸に世界各地でリメイクされ、成功を収めていることもあるとされています。「ドキュメンタル」は配信プラットフォーム向けに「LOL: Last One Laughing」のタイトルで25以上の国と地域で制作され、そのうち複数バージョンを今回のパートナー企業が手掛けてきました。こうした実績から、「笑ってはいけない」も同様に各国の文化や出演者を取り入れながら展開できると判断された形です。
日本発“年末名物”が試される国際市場 演出とコンプライアンスの両立が焦点に
今回の世界展開により、「絶対に笑ってはいけない」は、年末の特番として日本国内で親しまれてきた枠を超え、通年で各地域の番組編成の中に組み込まれる可能性が出てきました。各国版では、現地の人気タレントやコメディアンが出演し、それぞれの社会事情や笑いの感覚に合わせた罰ゲームや設定が盛り込まれるとみられます。これにより、日本版との違いを比較しながら楽しむ視聴スタイルも生まれそうです。
一方で、名物の“お尻たたき”など身体的な罰ゲーム演出については、暴力表現や人権意識に厳しい国・地域でどこまで許容されるのかという課題も指摘されています。各国のコンプライアンス基準に合わせて、罰ゲームの内容や表現をどこまで調整しながらフォーマットの「らしさ」を維持できるかが、国際展開の成否を分けるポイントになりそうです。すでに「SASUKE」など日本発のバラエティフォーマットが世界的に成功を収める例もあり、「笑ってはいけない」がその系譜に続けるかどうかが注目されています。








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