
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝が14日(日本時間15日)に米マイアミで行われ、日本代表「侍ジャパン」はベネズエラに5―8で敗れ、2大会連続世界一の夢は準々決勝で潰えました。 1次ラウンドC組を首位通過した日本は、強打者ロナルド・アクーニャJr.らを擁するD組2位のベネズエラと対戦し、序盤は一進一退の攻防を展開しましたが、中盤以降に救援陣が長打を浴びて逆転を許しました。
日本は先発の山本由伸投手(ドジャース)が立ち上がりから苦しい投球を強いられます。 初回、ベネズエラの先頭打者アクーニャに右中間へ先頭打者本塁打を浴びて先制点を許すと、2回にも連打で1点を失い、2回まで毎回失点となりました。 それでも山本は3回、4回を無失点に抑え、最終的に4回4安打2失点、5奪三振という内容でマウンドを降りました。
打線は直後に反撃しました。1回裏、日本は「1番DH」で先発した大谷翔平選手(ドジャース)が、ベネズエラ先発の左腕ラファエル・スアレス投手(レッドソックス)が投じた4球目のスライダーを捉え、中堅右への先頭打者同点ソロ本塁打としました。 表で浴びた先頭打者アーチに“打ち返す”一発で、一気に試合を振り出しに戻しました。
3回には一気に試合をひっくり返しました。源田壮亮選手(西武)の四球と若月健矢選手(オリックス)の送りバントで一死二塁の好機をつくると、大谷は申告敬遠で歩かされ、一死一、二塁から佐藤輝明選手(阪神)が右翼線へ同点の適時二塁打を放ちました。 続いて、負傷交代で途中出場していた森下翔太選手(阪神)がスアレスのチェンジアップを捉え、左翼ポール際へ勝ち越し3ランを放ち、日本はこの回一挙4点で5―2とリードを広げました。
しかし、中盤以降は救援陣がつかまりました。5回、2番手としてマウンドに上がった左腕の隅田知一郎投手(西武)が四球で走者を出すと、1次ラウンドでも好調だった2番ガルシアに左中間への2ランを浴び、5―4と追い上げられました。 日本は3番手の藤平尚真投手(楽天)にスイッチしてこの回の追加点は防いだものの、流れを完全には引き戻せませんでした。
運命の6回、日本は4番手として伊藤大海投手(日本ハム)を投入しましたが、先頭打者に安打を許すと、その後も安打とエンドランで無死一、三塁のピンチを招きます。 ここで7番アブレウが右翼席上段に飛び込む3ランを放ち、ベネズエラが7―5と試合をひっくり返しました。 その後、日本は7回に種市篤暉投手(ロッテ)、8回には同投手がけん制悪送球から追加点を許し、終盤までビハインドを背負う展開となりました。
打線も中盤以降は沈黙しました。5回、6回はベネズエラの継投の前に三者凡退に終わり、7回の大谷の第4打席も空振り三振で好機を作れませんでした。 8回には、ベネズエラの救援マチャドから岡本和真選手(ブルージェイズ)、村上宗隆選手(ホワイトソックス)の連打で一、二塁としましたが、続く牧秀悟選手(DeNA)が遊ゴロに倒れて無得点に終わりました。
9回には、ベネズエラの守護神パレンシアの前に源田が空振り三振、代打の近藤健介選手(ソフトバンク)も見逃し三振に倒れ、二死無走者で大谷にこの日5打席目が回りましたが、内野ゴロに倒れて試合終了となりました。 大谷はこの日4打数1安打(本塁打1)、2三振、1四球という成績で、今大会通算の本塁打数を3本としました。 手負いの侍ジャパンは、序盤に主導権を握りながらも中盤の一発攻勢に屈し、準々決勝敗退という悔しい結果に終わりました。
強力ベネズエラ打線に屈した日本 今後へ残した課題
ベネズエラは1次ラウンドでドミニカ共和国に次ぐD組2位で通過し、4試合で計26得点を挙げるなど高い攻撃力を誇るチームでした。 日本戦でも、初回からアクーニャの先頭打者本塁打で流れを引き寄せ、終盤にはアブレウの逆転3ラン、さらにけん制悪送球に乗じた追加点など、少ない好機を確実に得点に結びつけました。
一方の日本は、先発・山本が粘りの投球で試合を立て直し、森下の3ランで一度は3点差をつけましたが、救援投手が試合の流れを止めきれませんでした。 球数制限や連戦を見据えた起用の難しさがある中で、今大会のベンチワークや救援陣の層の在り方は、次回大会に向けた大きな課題となりそうです。
攻撃面では、大谷が「伝説の地」マイアミで放った同点ソロなど存在感を示した一方で、5回以降に奪った安打は終盤のわずかなチャンスに限られ、強力な相手リリーフ陣を前に得点力が鈍りました。 1次ラウンドで見せた繋がりのいい攻撃を、決勝トーナメントでも継続する難しさが浮き彫りになった形です。
それでも、若手外野手の森下が途中出場で勝ち越し3ランを放つなど、新戦力の台頭も見られました。 侍ジャパンは今大会、1次ラウンドを4戦全勝で突破しながらも、世界の壁をあらためて痛感する結果となりましたが、この経験が次の国際大会に向けた強化の糧となることが期待されます。








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