
秋田県の公立高校入学試験で、願書の受け付けがオンラインで完結する「Web出願」が初めて導入されました。3月に実施される入試に向けた願書受け付けは2日から始まっており、県内全ての公立高校が対象となります。
2026年春入学者を対象とする今回の入試には、県内の全日制44校と定時制6校が参加し、1次募集として行われる一般選抜と特色選抜の募集定員は、全日制が6268人、定時制が395人に設定されています。
これまで秋田県の公立高校入試では、受験生や保護者が紙の願書を手書きし、中学校の教員が高校に持参または郵送する運用が続いてきました。こうした事務負担の軽減を目的に、県教育委員会は新システムの導入を決定しています。
新システムでは、受験生がパソコンやスマートフォンから専用サイトのマイページで氏名や住所、志望校、志望学科などを入力します。中学校が内容を確認して承認すると、高校側に出願データが送信される仕組みです。特色選抜を受ける場合は、自己推薦書や活動報告書もデータとして添付できるようになりました。
入学検定料の支払いもオンライン化され、クレジットカード決済やペイジー決済、コンビニエンスストアでの支払いが利用できます。これにより、証紙を購入して願書に貼付していた手間が不要となり、保護者にとっても利便性が高まったとされています。
願書の提出締め切りは5日正午までで、一般選抜・特色選抜ともに学力検査と面接は3月4日に実施される予定です。合格発表は3月13日に行われ、受験生は専用サイトのマイページ上で結果を確認します。
合格発表もWeb化 全国で進む入試デジタル化の流れ
今回のWeb出願導入に合わせて、秋田県の公立高校では合格発表の方法も見直されました。2026年の入試からは合否がWeb出願システム上で受験生と中学校に通知される形式に変わります。県教育委員会によると、Web出願とオンラインでの合否確認により、出願から選抜、結果通知までの一連のデータが一元管理できるようになります。
その効果として期待されるのが、中学校や高校の教職員が担ってきた書類作成や点検、持参・郵送といった作業の大幅な効率化と、記入ミスや転記ミスの防止です。こうした動きは全国的な高校入試事務のデジタル化の流れとも重なっており、岐阜県や愛知県などでは既に出願から合格発表までのプロセスをほぼ全面的にデジタル化しました。
秋田県教育委員会は、システムの利用にあたっては中学校を通じた丁寧な説明や事前のテスト出願を行い、受験生が期限内に手続きを完了できるようにサポートするとしています。












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