
日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は10日、高市早苗首相から次の内閣改造の際に閣僚を出すよう要請があり、これを受け入れる意向を伝えたことを明らかにしました。 吉村氏は大阪府庁で記者団の取材に応じ、「連立政権のアクセル役になる。その観点から連立の閣内に入るべきだと考えている」と明言しています。
維新は2025年10月に自民党と連立政権を樹立しましたが、これまでは閣僚を出さない「閣外協力」にとどまっていました。 当時は馬場伸幸前代表らが「すぐに閣内に入る環境は整っていない」として閣外協力を選択した経緯があります。 今回の方針転換が実現すれば、維新が閣僚ポストを得る「閣内協力」へと連立の形態が大きく変わることになります。
事の発端は、2月9日に国会内で行われた衆院選後初の党首会談です。 8日に投開票された衆院選で自民党が316議席を獲得して圧勝した結果を受け、高市首相と吉村氏が連立政権の継続や連立合意書に記した政策課題などについて協議しました。 会談には自民党の鈴木俊一幹事長と維新の藤田文武共同代表らも同席しています。 この場では閣内協力の正式な打診はなかったものの、吉村氏は「打診があればしっかりと前向きに考えたい」と述べていました。
その後、9日夜に高市首相から吉村氏に電話があり、「次の内閣改造の際にはぜひ閣内に入ってほしい」と正式に要請がなされました。 具体的な入閣の時期やポストについての言及はなかったといいます。 吉村氏はこれに対し、「今回の選挙を経て、連立政権のアクセル役になる責任と、連立合意を責任を持って進めていくため、閣内に入るべきだ」と応じる考えを伝えました。
ただし、吉村氏はこの方針を最終決定とはしておらず、近く開催される党の常任役員会で所属議員らの意見を聞いたうえで最終判断を下すとしています。 2025年10月の連立合意の際にも、党内の常任役員会を経て方針を固めた経緯があり、今回も同様の手続きを踏む見通しです。
第2次高市内閣は閣僚全員再任へ、維新入閣は秋の改造が有力
政府・与党は10日、衆院選後の特別国会を18日に召集する日程を固めました。 同日中に衆参両院で首相指名選挙が行われ、高市首相が再び選出されて第2次高市内閣が発足する見通しです。 特別国会の会期は150日間で、延長がなければ7月17日までとなります。
高市首相は8日のテレビ東京の番組で、第2次内閣では閣僚を変更しない考えを示しています。 「内閣が発足して3カ月あまりだ。閣僚は私が自信をもって選び、必死で仕事をしてもらっている最中だ」と述べており、前回の組閣から約4カ月しか経過していないことを理由に全閣僚を再任する方針です。
このため、維新からの入閣が実現するのは次の内閣改造のタイミングとなります。 政府高官は「秋ごろに想定される内閣改造に合わせて維新が閣内協力することになる」との見通しを示しており、2026年度予算案の成立後や、特別国会閉会後の改造が有力視されています。 入閣候補としては維新の馬場前代表らの名前が浮上していますが、人事の詳細は今後の調整に委ねられる見通しです。









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