日本最大スカウトグループ会長を奄美大島で逮捕 公開手配5日後に身柄確保

全国に公開手配されていた国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」の会長が、潜伏先の鹿児島県奄美大島で逮捕されました。
小畑寛昭容疑者(40)は2023年7月24日、東京都渋谷区の繁華街でスカウト行為を容認してもらう代わりに、暴力団の二次団体幹部に現金60万円をみかじめ料として支払った疑いが持たれています。
警視庁は2025年1月に逮捕状を取得し、1年にわたって行方を追っていましたが捜査は難航。2026年1月21日に公開手配に踏み切りました。公開手配後には30件以上の情報提供があり、関西地方など西日本各地での目撃情報も含まれていました。
公開手配から2日後の1月23日、「奄美に似ている人物がいる」との匿名の通報が寄せられ、警視庁は捜査員10人弱を奄美大島に派遣。26日午後8時55分頃、奄美市内のコンビニエンスストアにいた小畑容疑者を発見し、身柄を確保しました。
発見時、小畑容疑者は黒縁の眼鏡をかけ、手配写真と比べて髪やひげが伸びた状態でした。潜伏先のホテルは2025年12月21日から2026年2月3日まで予約されており、宿泊費は現金で事前に支払い済み。容疑者は「木山」や「西田」などの偽名を使っていたとみられています。
27日午後、小畑容疑者は奄美大島から航空機で羽田空港に移送されました。フード付きの黒い上着を目深にかぶり、表情は見えない状態でした。取り調べに対し「この件については今は何も話しません」と供述しているということです。
年間45億円の収益、暴力団資金源の可能性も
「ナチュラル」は、全国の繁華街で活動する国内最大級のスカウトグループで、メンバー数は約1500人、全国の風俗店と提携しているとみられています。女性を風俗店に紹介し、収益に応じて「スカウトバック」と呼ばれる紹介料を得る形で活動。年間約45億円を稼いでいたとされています。
「ナチュラル」は警察が取り締まりを強化している「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」と呼ばれており、メンバー間では実名を明かさず、秘匿性の高いアプリを使って連絡を取り合っています。私服警察官の写真を撮影して共有したり、職務質問された際の対応マニュアルを共有したりするなど、警察からの摘発を免れようとしていました。
なお、小畑容疑者からみかじめ料を受け取ったとされる暴力団幹部は、2025年8月に逮捕されています。警視庁は、「ナチュラル」の収益の一部が暴力団など反社会的勢力に流れているとみており、今回の逮捕をきっかけに組織の全容解明を進めていく方針です。










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