
2025年7月、大阪市内でオレンジ色の帽子をかぶって歩いていた男性が、参政党の支持者と間違われ「しばき隊」を名乗るグループから暴行を受け、肋骨を2本折る重傷を負いました。大阪府警は傷害事件として捜査を進めています。
事件が起きたのは参院選投開票日の約1週間後にあたる2025年7月27日午後、大阪市港区のイベント会場周辺でした。男性が提供した動画には、「何教えてもろたん?」などと詰め寄る声とともに、道をふさぐ様子が記録されていました。
被害男性によると、大阪市港区で行われていた参政党のイベント会場近くを、党のイメージカラーに似た橙色の帽子を被って歩いていたところ、突然、複数の男性から因縁をつけられたといいます。相手の男性らは「お前は参政党の党員なのか?」などと詰め寄りながら付きまとい、最終的に押し倒すなどの暴行に及んだとされています。
被害男性は「本当に暴力だと思うので、何とか取り締まってもらいたい」と話し、警察に被害届を提出しました。街頭演説や集会をめぐるトラブルや妨害行為は他の場面でも問題視されており、政治イベントの安全確保やヘイトスピーチ対策との線引きなど、警察の対応をめぐる議論も広がっています。
加害者の一人は取材に対し、暴行の有無については「答えられない」としつつ、スマートフォンを叩き落とされる被害があったと主張。SNSでの呼びかけで参政党への抗議活動に参加したが「『しばき隊』とは名乗っていない」とし、別の男性が2025年12月以降に名乗る「ニューしばき隊」とは別物だと述べています。
今回の事件では、橙色の帽子が参政党支持者の目印として機能し、無関係の通行人が支持者と決めつけられた可能性があります。
政治活動めぐる妨害事件 立件相次ぐ
街頭演説の妨害行為をめぐっては、近年、複数の事件が立件されています。参政党では2025年8月、東京・JR新宿駅南口での街頭演説会中に、フォグマシーンで6回にわたり霧を噴射して演説を妨害した事件が発生。警察は2026年1月、威力業務妨害の容疑で被疑者を書類送検しました。
また、2024年4月の衆議院東京15区補欠選挙では、政治団体「つばさの党」の代表ら3人が逮捕・起訴されました。複数の候補者の街頭演説を拡声器などで妨害したほか、各陣営の選挙カーを追いかけ回して交通の便を妨げたとして、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)容疑が適用されています。
街頭空間での政治活動に対する物理的なトラブルが社会問題になりつつあり、今後の捜査や司法判断が注目されます。









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