
米連邦議会上院は11月10日、当面の政府支出を賄う「つなぎ予算案」を賛成60対反対40で可決し、過去最長となっていた政府機関の一部閉鎖が終了する見通しになりました。しかし、民主党は最重要課題として掲げていた医療保険制度補助金の延長を勝ち取ることができず、党内の結束が大きく崩れる形での終結となりました。
10月初めから始まった政府閉鎖は41日間に及び、史上最長記録を約1週間更新していました。民主党の指導部はトランプ政権に徹底抗戦する構えを見せていましたが、政府閉鎖の長期化による深刻な副作用に耐えられなくなった民主党議員8人(うち1人は民主党系無所属)が党方針に反して造反し、つなぎ予算案に賛成票を投じました。特にバージニア州選出のティム・ケーン上院議員は、同州に暮らす数十万人の連邦政府職員が閉鎖中に給与を受け取れない状況が続いていたことから、共和党上院との水面下での交渉を進めていました。
ケーン議員はトランプ政権が2026年1月まで政府職員の解雇を行わないことで合意したと説明し、「バージニアにとっては大勝利だ」と述べたほか、「約40日間反対票を投じたが、何も得られなかった」と自身の造反理由を明かしました。この合意により、解雇の脅威にさらされていた連邦職員の雇用と給与支払いが保障されることになります。
一方で、民主党が最重要課題と位置付けていた医療保険制度(オバマケア)の補助金増額分の延長を巡っては、十分な譲歩を引き出すことができませんでした。オバマケアの補助金は年末で期限を迎える予定ですが、補助金が廃止された場合、保険料が月額で平均2倍以上に跳ね上がるケースが生じる見通しです。市民の間でも支持政党を問わず根強い反発があるにもかかわらず、民主党は成果を上げることができませんでした。
民主党内の対立と指導部の責任問題
民主党内では造反を巡る深刻な対立が生じています。党の指導部は十分な成果を引き出せないままの幕引きだとして批判を受けており、一部からは指導部交代を求める声も上がっています。民主党の指導部と造反した議員双方が批判を受ける状況となっており、党の結束が大きく損なわれました。
上院で可決されたつなぎ予算案は、政府予算の執行を1月30日まで延長し、閉鎖期間中に一時的に解雇されていた数千人の連邦職員を復職させる内容となっています。ただし、医療保険補助金の問題は12月中旬に採決が行われることで、引き続き協議が続くことになります。








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