
ディズニーが2025年の年間世界興行収入で60億ドルの大台を突破する見通しとなり、コロナ禍以降停滞していたハリウッド映画市場の中で、改めてその存在感を示していると報じられています。 背景には、『ズートピア2』や『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』といった大型作品の好調に加え、実写版『リロ&スティッチ』など10億ドル級のヒット作がラインナップを押し上げたことがあるとされ、コロナ前をなお下回るとされる世界の映画興行市場の中で、ディズニー作品への集客力が際立つ形となりました。
ディズニーの世界興収は、12月下旬時点で累計59億6,700万ドルに達しており、その内訳は北米23億1,000万ドル、海外36億5,600万ドルと伝えられています。 こうした数字を背景に、年内に60億ドルを突破することが確実視され、実際にこの大台を超えたと報じる日本の映画専門メディアも相次いでいます。 ディズニーが年間60億ドル超えを達成するのは、2016年から2019年にかけて4年連続で記録して以来通算5回目であり、パンデミックで途切れていた「興行王者」としての地位を取り戻した格好です。 一方で、世界全体の興行売上は依然としてコロナ前より約2割低い水準にとどまっているとの指摘もあり、ディズニーの好調さは市場の全面回復というより、ラインナップの強さに支えられた“選別的な回復”との見方も出ています。
『ズートピア2』『アバター』新作がけん引
2025年のディズニー作品群の中で、最大のけん引役となっている1本が『ズートピア2』です。 アニメーション映画の続編である同作は、公開から17日間で国内興行収入60億9,575万円、観客動員433万5,911人を記録し、『アナと雪の女王2』と並んでディズニー&ピクサー・アニメーション史上最速で国内60億円を突破したと伝えられました。 全世界興行収入でも12億ドル(約2,003億円)を超え、歴代興行収入ランキングのTOP30にランクインするなど、2025年を代表するアニメーション映画のヒット作となっています。
一方、ジェームズ・キャメロン監督による『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、公開直後の段階で全世界興行収入543億円(約3億4,500万ドル)を記録し、2025年公開のハリウッド作品として有数のオープニング成績を収めたと報じられています。 日本でも公開週末3日間で興行収入約4億8,093万9,500円、動員25万3,520人を集め、洋画実写として週末ランキング1位のスタートを切るなど、年末の映画興行を牽引する一本となっています。 こうしたアニメと実写の大型シリーズに加え、実写版『リロ&スティッチ』など複数の10億ドル規模のヒット作やマーベル作品群がラインナップを支えたことで、ディズニーは世界興収60億ドルという節目を、コロナ後としては初めて再び超えることになりました。












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