
4月13日、いよいよ開幕した大阪・関西万博。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした国際博覧会。未来社会の実験場として、未来社会を「共創」すること、世界中の課題やソリューションを共有できるオンラインプラットフォームの立ち上げ、新たなアイデアを創造・発信する場にすることを目的としている。
なお、4月9日に開催された報道陣向けのメディアデーでは、4,500人を超える人数が参加表明した。
<目次>
大屋根リングは未来を共に創る象徴

大阪・関西万博の象徴である大屋根リングは、約2キロにわたり会場中央を取り囲む円形の建造物。3月には世界最大の木造建築物として認定された。
メディアデーでは大屋根リングの設計を手がけた建築家の藤本壮介氏によるツアーが開催され、藤本氏から直々に万博の意義やデザイン、木造建築の意義について解説された。
大阪・関西万博の意義と会場デザイン

2025年に開催される大阪・関西万博の意義は、経済的な振興発展や新しい技術の紹介だけでなく、世界の160カ国近くが集まり、半年間共に過ごすことで、分断が激しい現代において多様性をつなげることにある。会場デザインは、世界各国のパビリオンが集まるリングを中心に、人々が集まり、未来を共に創る象徴として設計されている。
リングは多様性をつなげる象徴であり、来場者に世界が集まっている感覚を体感させる。
航空写真や映像を通じて、来場できない人々にもメッセージを伝える。
大規模な木造建築の意義

大規模木造建築は、持続可能な社会を目指すために世界的に推進されている。日本は木造建築の伝統と技術を持ちながらも世界に遅れをとっているが、大阪・関西万博を機に世界に発信することで、伝統と最先端技術を組み合わせた新しい木造建築を提案する。
大阪・関西万博を通じて、日本の林業や森林資源の循環に注目を集め、将来的には100%国産材での木造建築を目指す。
日本の木造建築の伝統と最先端技術を組み合わせ、世界に発信することで、持続可能な社会の実現に貢献する。
シグネチャーパビリオンやショーなど見どころ

「シグネチャーパビリオン」は大阪・関西万博会場の真ん中に位置する8人のプロデューサー(宮田裕章氏、石黒浩氏、中島さち子氏、落合陽一氏、福岡伸一氏、河森正治氏、小山薫堂氏、河瀨直美氏)が主導するパビリオン。全体で「いのちの輝きプロジェクト」と呼ばれている。

メディアデーでは、落合氏が直接パビリオンの紹介や演出の説明を行った。



日が暮れた頃、シグネチャーゾーン付近のウォータープラザでは、水と空気のスペクタクルショー 「アオと夜の虹のパレード」が会期中、毎日2回開催される。
サントリーホールディングス株式会社、ダイキン工業株式会社の共同出展である。
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2025年日本国際博覧会の協会企画催事「One World, One Planet.」の一部として、1,000機のドローンを使用したドローンショーも毎日開催される。株式会社レッドクリフが運営する。