俳優の堺雅人氏(49)が、約28年所属していた芸能事務所「田辺エージェンシー」から独立していたことが5日に判明しました。2022年12月31日付で専属契約が満了となり、円満退社をしたとのことです。
しかし、田辺エージェンシー側から何も報告がなかったことで、「円満退社ではなくトラブルがあったのでは?」という憶測が飛び交っています。そんな状況のなか、同事務所の社長である田邊昭知氏が真相を語りました。
堺雅人氏が独立して会社をやりたいと言い始めたのは6、7月ごろだとされており、田邊昭知氏は突き放すように承諾したとのこと。「マネジメントを自分でやりたいと言うのだから、そういう人を引き留めてもうまくいくわけないじゃない。もう一緒に仕事なんてできないよ」と語りました。
この発言について、ネット上では「怒っているのか判断できない」「引き止めたかったけど止められなかったのでは?」「もう十分義理は果たしていると思う」など、ますます堺雅人氏の円満退社が疑問視されています。
なお俳優の渡辺謙氏(63)も、同時期に所属事務所「ケイダッシュ」を退社し、個人で活動していくことを明らかにしました。渡辺謙氏は「21年お世話になった株式会社ケイダッシュから独立することになりました」と報告しています。
堺雅人氏は20代から田辺エージェンシーで活躍している
1992年、堺雅人氏は早稲田大学在学中に劇団「東京オレンジ」の旗揚げに参加し、看板役者として活躍していたところ、田辺エージェンシーのスタッフにスカウトされ、田辺エージェンシーに所属。
2004年のNHK大河ドラマ『新選組!』で広く知られるようになり、『壁男』で映画初出演を果たします。その後のTVドラマ『リーガルハイ』シリーズや『半沢直樹』で大ヒットを記録。技巧派俳優として注目を集めました。そして2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』に出演し、日本を代表する俳優となりました。
まだ正式には発表されていませんが、2023年7月クールのTBS『日曜劇場』にて、堺雅人氏と阿部寛氏(58)が出演するドラマが放送されると話題になっています。
TBS『日曜劇場』に堺雅人氏が出演することに対して、田邊昭知氏は「TBSと堺君で直接やってくれとなっていて、うちは関わっていません」と発言しています。両者の関係性については不透明な部分が多いため、今後の動向に注目したいところです。