
シリーズ最新作となる映画「踊る大捜査線 N.E.W.」(本広克行監督、2026年秋公開予定)の撮影が10月下旬にスタートしました。主演を務める織田裕二(57歳)が青島俊作刑事として新宿のど真ん中での撮影に臨み、トレードマークの青島コートを着た姿で、約400人のエキストラに追われながら街を疾走するシーンで撮影初日を迎えました。「踊る大捜査線」シリーズ最新作の製作・撮影開始という大きなニュースに、ファンからは期待と喜びの声が相次いでいます。
本作は、2012年公開の映画第4弾「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」から実に14年ぶりとなる新作映画です。プロデュースを亀山千広が、脚本を君塚良一が、監督を本広克行が務めており、「踊る大捜査線」を生み出した黄金タッグが再び集結することになります。本作の企画発表までの道のりは、2024年3月に「踊るプロジェクト」が12年ぶりに再始動。その後、10月には室井慎次(柳葉敏郎)を主人公とする新作映画「室井慎次 敗れざる者」が、11月には「室井慎次 生き続ける者」がそれぞれ大ヒットを記録し、シリーズ累計興行収入が500億円を突破するという快挙を成し遂げました。その勢いの中で、12月4日に本作の製作が正式に発表され、織田裕二の青島復活が大きな話題となりました。
撮影初日となった10月31日早朝、新宿歌舞伎町で撮影がスタート。雨が降りしきる中での撮影となり、一時は撮影中止も懸念される状況でしたが、トレードマークの青島コートを着た織田が登場した瞬間に雨が止むという「奇跡」が起こったとのこと。映画制作関係者によると、撮影前のテストランでは当初スタントマンが走るシーンを予定していたものの、織田自身が「自分がやる」と言い出し、何度も全力疾走を繰り返したといいます。還暦を間近に控えながらも、その機敏な身のこなしに撮影現場のスタッフの士気が大きく高まったと伝えられています。
1997年から続く国民的ドラマの新章、シリーズ史上最高の興行成績目指す
「踊る大捜査線」は、1997年の連続ドラマ開始から28年間にわたって愛され続けている国民的作品です。1998年公開の映画第1作目は興行収入100億円超えの大ヒットを記録し、2003年公開の映画第2弾「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は興行収入173億5000万円という邦画実写映画の記録を、20年以上経ったいまもなお保持しています。今回の新作では、前作から14年の歳月を経た青島の新たな物語が展開されることになります。現在脚本の最終決定稿に向けた作業が進行中であり、キャスティングもこれから固められていく段階にあります。舞台となる湾岸署に深津絵里が演じた恩田すみれを彷彿とさせる新キャラクターの登場も検討されているなど、懐かしさと新しさが融合した作品になることが予想されています。2026年秋公開予定の本作が、シリーズの最高記録を更新する興行成績を樹立できるのか、業界内外から大きな期待が寄せられています。









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