
2025年12月19日、フィギュアスケートの全日本選手権が開幕しました。本大会は、2026年2月に開催されるミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの日本代表最終選考会を兼ねており、夢の舞台への切符を懸けた極限の戦いが始まります。4年に一度のオリンピックシーズンということもあり、会場は独特の緊張感に包まれています。
今大会の最大の注目は、男女ともに繰り広げられる激しい代表争いです。女子シングルでは、17歳の島田麻央や中井亜美といった若手実力派が、初のオリンピック出場を目指してリンクに立ちます。中井亜美は「絶対に逃してはいけないチャンス」と強い決意を語っており、新世代の台頭が著しい女子フィギュア界において、その勢いがベテラン勢を脅かす構図となっています。また、千葉百音も「全身全霊でいくしかない」とコメントするなど、各選手がこの一戦に選手生命を懸けて臨んでいます。
男子シングルにおいては、代表の「3枠目」を巡る争いが熾烈を極めています。長年日本男子フィギュア界を支えてきた友野一希は、「生きざま示したい」と悲壮なまでの覚悟を口にしました。友野や三浦佳生らがひしめく第5グループの公式練習から火花散る争いが展開されており、ショートプログラムから一つのミスも許されないハイレベルな戦いが予想されます。オリンピック代表選考は、全日本選手権の成績が最重要視されるため、この大会での順位がそのまま夢への距離に直結します。選手たちの4年間の思いが凝縮された演技に、日本中が注目しています。
「ラストダンス」へ決意 三原舞依が今季限りの引退を表明
大会開幕に合わせて、女子シングルの三原舞依が今シーズン限りでの現役引退を表明しました。今回で11度目となる全日本選手権が、彼女にとって現役最後の全日本となります。三原は難病を乗り越えて氷上に復帰し、四大陸選手権優勝やグランプリファイナル制覇など、数々の輝かしい功績を残してきました。
「氷上のシンデレラ」として多くのファンに愛された彼女は、今大会に向けて「現役ラストの全日本へ調整」を進めてきたと報じられています。自身の集大成となる演技で、どのような「ラストダンス」を見せてくれるのか。勝負の厳しさの中にありながらも、彼女の滑りには会場中から温かいエールと惜しみない拍手が送られることでしょう。競技人生の締めくくりとして臨む三原舞依の演技は、代表争いとはまた違った特別な意味を持って観客の心に刻まれるはずです。












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