OpenAIアルトマンCEO宅で相次ぐ襲撃 銃撃容疑で男女2人逮捕、火炎瓶事件からわずか2日後

米OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)の自宅付近で、現地時間4月12日未明に銃撃があり、男女2人が逮捕されました。午前1時40分ごろ、自宅前で停止した車両の助手席にいた人物が車内から発砲した可能性があり、周辺の監視カメラ映像や警備員の証言に基づき、捜査当局が当時の状況を確認しています。
逃走した車両は監視カメラによってナンバープレートが記録されており、この情報から所有者が割り出されました。関係先の捜索では3丁の銃が見つかっていて、銃と発砲との関連や計画性の有無などについて、当局が慎重に捜査を進めている状況です。
アルトマン氏の自宅では、これに先立つ4月10日午前3時45分ごろにも火炎瓶が投げ込まれる事件が起きていました。火炎瓶は家の外門に当たって炎上し、一時的に火災が発生しましたが、負傷者は確認されていません。この事件では、OpenAI本社の建物を燃やすと脅していた20歳の男が約1時間後に逮捕され、殺人未遂2件を含む複数の疑いで起訴されています。自宅への火炎瓶投てきに続いて短期間のうちに銃撃まで発生したことで、生成AI企業のトップという立場にあるアルトマン氏個人への脅威が、治安・安全保障の観点からも重く受け止められています。
火炎瓶事件と「反AI」言説 アルトマン氏は冷静な対応呼びかけ
火炎瓶事件の容疑者とみられる20歳の男は、コンテンツ共有プラットフォーム上で「AIが人類を絶滅させる懸念がある」といった趣旨の投稿を行っていたとされています。捜査の過程では、反AIを掲げる3部構成の文書や拳銃なども押収され、AI技術への強い敵意や不信感が行動の背景にあった可能性が指摘されています。対話型生成AI「ChatGPT」などを展開するOpenAIのトップを標的とした一連の襲撃は、急速に普及する生成AIを巡る社会的な不安や賛否の分断が、個人への暴力リスクとして顕在化しつつある現実を浮き彫りにしています。
アルトマン氏は事件後、自身のブログを更新し、家族の写真を掲載したうえで「批判や議論は歓迎するが、過激な言葉や行動は控えるべきだ」と呼びかけました。AIがもたらす利便性とリスクのバランスをどう取るかという議論に加え、技術に関わる経営者や研究者の安全をいかに守るかという課題も、今後一段と重みを増していくとみられます。










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