
一部週刊誌が報じた中居正広氏と女性とのトラブルにフジテレビ社員が関与していたとの疑惑を受け、同局のスポンサー企業が次々とCMの差し替えを表明しています。
日本生命は1月20日までにCMの差し止めを決定し、当面はACに差し替えると返答しました。報道内容を総合的に判断した結果だといいます。また、以下のような企業が同様の対応を取ることを明らかにしました。
- 明治安田生命
- トヨタ自動車
- NTT東日本
- セブン&アイ・ホールディングス
- 日本マクドナルド
- サッポロビール
- 花王
- JR東日本
- ダイハツ工業
- スズキ
- ローソン
- アフラック生命保険
- 第一生命
中居正広氏側は女性とのトラブルがあったことは認めつつ、示談が成立し解決済みだと説明しています。一方、フジテレビ側は「内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と、社員の関与を否定しています。
しかし、米投資ファンドから第三者委員会の設置を求められるなど、事態は収束の兆しを見せていません。
ネット上では、「差し替えるのはフジテレビなんかで自社のCMを流すのは恥ずかしいということなんだろう」「米ファンドなどの声明もかなりの痛手だろうけど、国内大手の企業からも動きがあるのはかなり大きな事態だと思える」「さっさとスポンサーを降りた日本生命、トヨタは正しい判断です」などの意見が寄せられています。
フジテレビの港浩一社長、定例記者会見で謝罪
フジテレビの港浩一社長は17日、定例記者会見を前倒しで開催しました。「視聴者、関係者に多大なご心配をおかけしていること、現在まで説明ができていなかったことについておわび申し上げる」と謝罪しています。
その上で、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を設け、社員の関与の有無などを調べる方針を示しました。
しかし、明治安田生命はフジテレビでの自社CMの放映を当面差し止めると発表。日本生命も19日にスポンサーを務める2番組でCMを公益社団法人のものに差し替えました。トヨタ自動車とNTT東日本も、18日から同様の措置を取っています。
フジテレビをめぐる一連の報道は、スポンサー企業の信頼を大きく揺るがしました。同局には、徹底した事実関係の調査と、再発防止に向けた取り組みが求められています。