
カナダパビリオンとは
2025年大阪・関西万博に出展するカナダパビリオンは、「再生(Regeneration)」をコンセプトに、人と自然が共生する未来の在り方を提案します。春の訪れと共に凍っていた川の水が溶ける風景をイメージし、カナダで見られる自然現象「水路氷結」を表現している氷の造形が特徴的なパビリオンの外観と、カナダの温かさや開放性、前向きな姿勢が表現されているパビリオン内の展示が楽しめます。
カナダとはどんな国?
カナダは北アメリカ大陸に位置する多文化国家で、豊かな自然環境と高い生活水準を兼ね備えています。移民を積極的に受け入れてきた歴史があり、フランス語と英語を公用語とするなど、多様性を国家の根幹に据えています。近年は気候変動対策やジェンダー平等、先住民との和解など、社会的課題への取り組みにも力を入れており、国際的な評価も高まっています。
1970年の大阪万博(日本万国博覧会)での展示は?
1970年の大阪万博におけるカナダパビリオンは、自然と都市の融合をテーマに、当時の最新建築技術を活かしたモダンな構造で注目を集めました。展示ではカナダの豊かな自然や文化、先進的な社会システムを紹介し、環境との共生というメッセージを早くから発信していました。日本とカナダの友好関係を深める一助となる存在でもありました。
今後のカナダに期待すること
今後のカナダには、自然資源とテクノロジーの両立を図るモデル国家として、国際社会に貢献する役割が期待されます。特に、気候変動や持続可能な開発に対する姿勢、そして多様性を尊重する社会づくりは、他国にとっても学びの対象となります。大阪・関西万博を通じて、カナダの未来志向の価値観が世界とさらに深く共有されることを望みます。