
デ・ニーロとディカプリオがカンヌの開幕を盛り上げる
第78回カンヌ国際映画祭が、ロバート・デ・ニーロへの特別なトリビュートで幕を開けた。静かなオープニングの夜は、待望のスターたちの登場によって、大きな盛り上がりを見せた。
映画祭のメインイベントとしては、フランスのミュージカルコメディ「Partir un Jour」(「一日去る」)が上映。しかし、会場の注目は、レオナルド・ディカプリオから名誉パルムドール賞を授与されるためにフランスを訪れた、「タクシードライバー」の主演スター、ロバート・デ・ニーロに集中。パパラッチたちは、彼の姿をカメラに収めようと殺到 した。
過去にパルムドール賞を受賞したクエンティン・タランティーノは、映画祭の正式な開幕を宣言する際に、文字通りマイクをステージに落とすというパフォーマンスで会場を沸かせ、ショーン・ベイカー監督もレッドカーペットを闊歩。映画祭の華やかなオープニングを彩った。
クルーズ、カンヌで「M:I」最新作を引っ提げ怒涛のプロモーション
トム・クルーズが、「ミッション:インポッシブル ザ・ファイナル・レコニング」の発表のため、日本、韓国、ロンドンでのプロモーション活動を終え、今週カンヌに乗り込んだ。
クロワゼット通りは、4KLEDスクリーンに映し出された、土と血にまみれた彼の顔のクローズアップで彩られ、プレミア上映は今年最も華やかなイベントの一つとなることが期待されている。
デンゼル・ワシントン、ジェニファー・ローレンス、スカーレット・ヨハンソン、ポール・メスカル、ハル・ベリーらもグラン・パレのレッドカーペットに登場する予定だが、今回がイーサン・ハント役としての最後の出演となるクルーズは、そのプロモーションに並々ならぬ力を注いでいる。
62歳になった今も、彼は世界の観客を劇場に引き込むために、これまで以上に激しく、そして速く「踊って」いる。先週、彼はロンドンの巨大なBFI IMAX劇場の頂上に姿を現し 、その翌日には、胸にカメラを装着してヘリコプターから真っ先に飛び降りるという、命がけのパフォーマンスを披露した。