
第38回東京国際映画祭が11月5日に閉幕し、クロージングセレモニーが東京都内で開催されました。コンペティション部門の最優秀女優賞には、映画『恒星の向こう側』に出演した福地桃子と映画監督である河瀬直美がダブル受賞しています。
福地は1997年生まれの28歳で、俳優の哀川翔を父に持つ女優です。一方、河瀬は1969年生まれの56歳で、日本を代表する映画監督の一人であり、カンヌ国際映画祭でも多くの受賞経験を持っています。
『恒星の向こう側』は中川龍太郎監督による作品で、北海道別海町の野付半島などで撮影されました。母の余命を知り故郷に戻った娘・未知(福地)が、寄り添おうとしながらも拒絶する母・可那子(河瀬)との衝突を重ねながら、亡き親友への想いや家族の絆を通じて成長していく姿を描いています。母が遺したテープから母の秘めた想いを知ることで、受け継がれる愛の意味を見出していく作品です。
壇上で審査員を務める斎藤工からトロフィーを受け取った福地は、感極まった様子で「この度はこの歴史ある素敵な賞をいただけて、本当に光栄に思います。『恒星の向こう側』という大切な作品に携わった一人として、こうしてお話しできることが身の引き締まる思いであり、嬉しく思っています」と述べました。
福地はスピーチで、監督である中川監督と、同じ作品から受賞することになった河瀬、そしてチーム全体に感謝を伝えました。撮影中の1年間を振り返り、「主人公の未知という人物を見つめて、追いかけ、解け合っていくような時間は決して一人では乗り越えられる世界ではありませんでした」と、スタッフとキャスト全員への思いを語っています。
さらに福地は「この先、自分がどんな風に年を重ねて、どんな役者になっていくのかは分かりませんが、この経験を胸に一つ一つの作品に真っすぐ向き合ってまいりたい」と、女優として新たな決意を表明しました。
映画監督として活躍する河瀬直美が俳優として実力を発揮
映画監督としても活躍する河瀬は、「監督として映画祭に参加したことはあっても、俳優としてこのような場に立たせていただけたことは、中川龍太郎監督がこのような場を設けてくれたことに尽きると思っています」と感謝を述べました。
河瀬が演じた母・可那子は、福地演じる娘との複雑な親子関係を示す重要な役です。「大変難しい役柄でした」とコメントした河瀬は、現場での徹底した役作りについて語りました。カットがかかった後も冷たい態度を保ち、福地と話さないという演技の信ぴょう性を保つための工夫をしていたそうです。
撮影が進むなかで関係性が深まり、ラストシーンで福地を背負った瞬間、河瀬は自然と涙があふれたといいます。河瀬は「人はそうしてつながって、その温かみを感じられた時に生きていてよかったなと思える」と、作品を通じて感じた人間の本質について語りました。









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