
LINEヤフーは1月29日、コミュニケーションアプリ「LINE」の国内月間利用者数が1億人を超えたと発表しました。2025年12月末時点で、1カ月の間に一度でもLINEを起動したユーザーアカウント数が1億を突破したもので、日本の総人口の約8割に相当する規模となっています。
LINEは2011年6月23日にテキストメッセージサービスとして誕生しました。東日本大震災をきっかけに、「大切な人とつながるコミュニケーションサービス」として開発され、わずか2カ月でリリースに至りました。当時のNHNジャパン(現・Aホールディングス)が、家族や友人との連絡が取れない不安な状況を解決するため、短期間での開発を実現させました。
同年10月には、LINEに大きな転機をもたらす「スタンプ機能」と「無料通話機能」が実装されました。スタンプ機能は、キャラクターの表情などで「あいまいな感情を伝えられる」点が利用者の心を捉え、メールに比べてやりとりのテンポが実際の会話により近づいたことも普及を加速させました。これらの機能追加後、ダウンロード数は急激に増加し、2011年12月には1000万人、2012年3月には2000万人を超えるなど、爆発的な成長を遂げました。
LINEは当初から「ライフプラットフォーム」となることを掲げ、家族や友人だけでなく企業や自治体との多様なつながりを支える取り組みを重ねてきました。現在では、自治体や企業が持つ130万以上の「公式アカウント」が強みとなっており、飲食店予約機能など、個人と企業をつなぐサービスが充実しています。
2025年度には、アプリの大規模な刷新が段階的に進められています。9月には約5年ぶりとなる「トーク」タブの画面改良が発表され、友だちリストを簡単に確認できる新機能が追加されました。さらに、ショッピング機能を強化するため、「ウォレット」タブを「ミニアプリタブ」へと刷新する予定です。
記念特設サイト公開と発展への展望
1億ユーザー突破を記念して、LINEヤフーは同日、LINEの歩みを振り返る特設サイトを公開しました。特設サイトでは、開発時の名称が「みどりトーク」だったこと、初代アイコンが紫色だったことなど、知られざる開発エピソードを紹介しています。また、記念壁紙の配布やSNSキャンペーンも同時に開始されました。
LINEヤフーの朝井大介執行役員は「買い物や自治体とのやりとりなど、日常生活を便利にしていきたい」と展望を語るなど、同社はコミュニケーションツールからライフプラットフォームへの進化を継続させる考えを示しています。スマートフォン総人口の約8割に達する1億ユーザーの突破は、LINEが日本国内において、多くの人々のコミュニケーションインフラとして定着していることを示す結果となりました。2026年は誕生から15周年を迎え、LINEは今後も「あらゆる”つながり”を支えるサービス」として進化し続けるとしています。










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