
NISAの拡大をきっかけに投資へ踏み出す人が増える一方で、「何から学べばよいか分からない」という声も根強いです。 こうしたなか、金融経済教育推進機構(J-FLEC)が2026年2月7日に福岡市で「資産形成セミナー in 福岡」を開催し、家計管理からNISA・iDeCoまでを体系的に学べる場を提供しました。 セミナーは同機構の認定アドバイザーが講師を務め、「ライフ・マネープランと家計管理」「金融商品の特性とリスク・リターン」「長期・積立・分散投資」「NISA制度・確定拠出年金」といったテーマを2時間で解説する構成です。
背景には、NISA口座数の急拡大と家計の資産運用ニーズの高まりがあります。金融庁が発表したデータでは、NISAの新制度開始から1年で口座数は約2560万に達し、18歳以上人口の4人に1人が利用する規模となりました。 政府は「資産所得倍増プラン」の一環として、2027年までに口座数3400万、成人の3人に1人以上がNISAを利用する姿を目標に掲げています。 一方で、金融広報中央委員会が実施する「金融リテラシー調査」では、若年層を中心に基礎的な金融知識の正答率低下が指摘されており、投資ブームと知識不足のギャップが課題となっています。
こうしたギャップを埋めるため、J-FLECのセミナーでは専門用語をかみ砕いて説明し、「インフレとお金の価値」「貯蓄と資産形成の違い」「人生のイベントに合わせた資金計画」など、日常生活に直結するテーマを扱うのが特徴です。 講義では、NISAや確定拠出年金を活用しながら、長期・積立・分散の基本を押さえた資産形成の考え方を提示し、家計管理と投資判断を切り離さずに考える必要性を強調しました。 NISA口座数が急増するなか、こうした「学びの場」を地域で広げていけるかどうかが、今後の家計のマネーリテラシー向上の鍵になりそうです。
若年層の不安と向き合う金融教育のこれから
今回のセミナー開催は、将来不安を抱える若年層にどう金融知識を届けるかという課題とも深く関わっています。 生命保険会社の調査では、日本人の約8割が老後資金に不安を感じているというデータもあり、特に若い世代は物価高や賃金、年金制度への不透明感から、「貯めるだけでは不安だが、投資は怖い」というジレンマを抱えています。
一方で、NISAの拡充やネット証券の低コスト化により、少額から投資を始めやすい環境は整いつつあります。 その反面、「SNSで見た銘柄をなんとなく買う」「仕組みを理解しないままレバレッジ商品に手を出す」といったリスクも指摘されており、制度の拡大と同時に金融教育を進める必要性が国の社説でも繰り返し訴えられています。
J-FLECは、各地域での対面セミナーやオンライン講座を通じ、「これからの人生設計に必要な知識」を短時間で学べる機会を提供しようとしています。 家計の見える化から始め、NISAやiDeCoを活用した長期運用へと段階的に理解を深めてもらうことで、「なんとなく不安」を「数字に基づいた判断」に変えていくのが狙いです。 政府が掲げる「資産所得倍増」のスローガンを実現するには、制度の整備だけでなく、こうした地道なマネーリテラシー向上の取り組みが重要になっていくといえます。
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