
人気HIPHOP/R&Bグループ「XG」のプロデューサー・SIMON(酒井じゅんほ)容疑者が、コカイン所持などの疑いで現行犯逮捕され、世界的な注目を集めるグループが思わぬ形で激震に見舞われています。 SIMON容疑者は2026年2月22日に名古屋市で行われたワールドツアー公演に帯同しており、その滞在先とみられる愛知県内のホテルの一室から、コカイン4袋と乾燥大麻1袋が押収されたと報じられています。 一方、XG側の公式サイトやSNSは事件への直接的なコメントを控えたままで、ファンの間ではグループ活動への影響を懸念する声が広がっています。
XGはJURIN、CHISA、HINATA、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONAからなる7人組HIPHOP/R&Bガールズグループで、2022年3月18日に1stシングル「Tippy Toes」でデビューしました。 デビュー後は英語詞主体の楽曲と高いパフォーマンス力を武器に国際的な支持を集め、アメリカ「Billboard」誌で特集を組まれるなど、K-POPともJ-POPとも異なる独自路線のガールズグループとして評価を高めてきました。 2024年11月にリリースされた2ndミニアルバム「AWE」は米ビルボードのアルバムチャート「Billboard 200」にランクインし、日本発のガールズグループとして新たなマイルストーンを打ち立てています。
ワールドツアー「XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”」では世界各地の大型フェスやアリーナクラスの会場を巡り、数十万人規模を動員しました。 2025年には世界最大級の音楽フェス「コーチェラ(Coachella Valley Music and Arts Festival)」に日本人アーティストとして唯一出演し、Saharaステージのトリを務めたことも報じられており、ライブアクトとしての存在感も国際的に確立しつつありました。
グループ内では、メンバーのCOCONAさんが2025年12月、自身のインスタグラムを通じて「AFAB Transmasculine Non-binary」であると性自認を公表し、多様性を尊重する姿勢でも注目を集めました。 COCONAさんは「女性として割り当てられて生まれたが、より男性的な存在として生きている」といった趣旨のメッセージを発信し、ジェンダーの多様性を可視化する動きとして大きな反響を呼びました。
一方で、SIMON容疑者はXGのサウンドや世界観を形作ってきた中心的なクリエイターとされ、長期育成プロジェクト「X-Galaxy」を含むトレーニングや楽曲制作を一貫してプロデュースしてきた存在だと紹介されてきました。 COCONAさんが性自認を公表した際には、支えてくれた存在としてメンバーや家族と並びプロデューサーへの感謝を語っており、制作現場だけでなく精神面でもメンバーとの距離が近い存在だったことがうかがえます。
活動継続なるか 創作現場への影響とファンの葛藤
SIMON容疑者の逮捕容疑は、愛知県内のホテルの一室でコカイン1袋を所持していた疑いで、家宅捜索の際にはコカイン4袋と乾燥大麻1袋が押収されたと報じられています。 捜査関係者への取材では、少なくとも1年ほど前から違法薬物を使用していた疑いがあるとの情報も伝えられており、継続的な薬物使用がグループの活動期間と重なっていた可能性も指摘されています。 今後の捜査や裁判の行方によっては、音楽制作やツアー計画の見直しが避けられない状況になるとみられます。
XGの活動は北米やアジア、オセアニアなど幅広い地域を対象としており、薬物事件は海外でも敏感に受け止められるテーマであることから、現地プロモーションやフェス側の判断に影響が及ぶ可能性も否定できません。 一方で、グループとしてのパフォーマンス力や作品の評価は依然として高く、ファンの間では「メンバーの活動の場を奪ってほしくない」という声と、「違法薬物に対しては厳正な対応が必要だ」とする意見が交錯しています。 XGがプロデュース体制の再構築を迫られるなかで、これまで掲げてきた多様性と自己表現のメッセージをどう守り、世界的な活動を継続していくのか、国内外の音楽ファンと業界関係者の視線が集まっています。












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