
三重県伊勢市の伊勢神宮が、米国のニュース雑誌「TIME(タイム)」が発表する特集企画「The World’s Greatest Places(世界で最も素晴らしい場所)」で、2026年版の「訪れるべき場所(Places to Visit)」部門50カ所の一つに選ばれました。 三重県によりますと、県内からの選出は初めてで、日本を代表する神社としての歴史や独自の祭祀文化が高く評価された形です。
タイム誌は3月12日付のオンライン記事で、伊勢神宮を「日本で最も重要な神社であり、控えめな建築の極み」と紹介し、内宮・外宮をはじめとする計125の社殿や、神域への入り口となる鳥居、木製の橋、こけむした石垣や土塀など、簡素でありながら神聖さをたたえた景観に注目しています。 また、20年に1度、社殿を新たに造営し御神体を遷す「式年遷宮」が1300年以上続く稀有な神事であることや、その関連行事として今年スタートする「お木曳(おきひき)」の準備が進んでいる点も、訪れる価値を高める要素として取り上げられました。
三重県は、京都など他の観光地に比べて海外での知名度が相対的に低いことを課題としてきましたが、世界約200カ国におよそ2000万人の読者を持つとされるタイム誌の特集で紹介されたことで、国内外からの注目度向上とインバウンド需要の拡大に期待を寄せています。 県は今後、英語など多言語での情報発信や、式年遷宮関連行事に合わせたプロモーションを強化し、地域全体の観光振興につなげたい考えです。
世界に発信される日本の聖地と地域観光への波及効果
タイム誌の「世界で最も素晴らしい場所」は、政治・経済からエンタメまで幅広い分野を扱う同誌の中でも、毎年注目を集める旅行・ライフスタイル企画で、世界各地から選ばれた都市や観光地、宿泊施設などが顔をそろえます。 日本では今回、伊勢神宮に加え、山口県下関市のホテル「リゾナーレ下関」が「宿泊すべき場所」部門に選ばれるなど、地方都市の施設も名を連ねました。
三重県では、今回の選出を機に、伊勢神宮周辺だけでなく、志摩地域や熊野古道など県内の他の観光資源との回遊性を高め、滞在型観光へとつなげる取り組みが課題となります。 一方で、和歌山県那智勝浦町の世界遺産「熊野那智大社」と青岸渡寺が前年の同特集で「訪れるべき場所」に選ばれており、紀伊半島一帯の霊場・参詣道が世界的な評価を受けている流れの中で、伊勢神宮の選出は「日本の精神文化を体感できる地域」としてのブランドを一層強める契機になるとみられます。
伊勢市や三重県は、過度な混雑によるオーバーツーリズムを避けつつ、地元住民の生活と調和した受け入れ体制の整備が求められており、式年遷宮やお木曳行事の魅力を丁寧に伝えながら、持続可能な観光モデルの構築を目指す必要があります。 今後、タイム誌の読者層を含む海外旅行者がどの程度伊勢を訪れ、地域経済や文化継承にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。



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