ソニーFG『人生投資アカデミー』、若者向け金融教育で新時代のマネーリテラシーを提唱
- 2025/10/8
- マネー・ライフ
- ソニーフィナンシャルグループ, 教育プログラム, 金融リテラシー
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ソニーフィナンシャルグループ(SFGI)が2025年10月から開始する『人生投資アカデミー』が、金融教育の新しい形として大きな注目を集めています。従来の投資手法を教える講座とは一線を画し、18~30歳の若者に向けて「お金」を軸とした人生設計の本質を問いかける画期的な教育プログラムです。
このアカデミーは、「自由の正体」というコンセプトを掲げ、受講生に「なぜお金が必要なのか」「お金とどう向き合えばいいのか」「自分はどう生きたいのか」といった根本的な問いかけから始まります。単純な資産形成手法ではなく、お金、時間、知識、人脈という4つの資産をどのように組み合わせて人生を豊かにするかという、より深い視点での金融リテラシーを育成することを目的としています。
このプログラムが注目される背景には、日本の金融教育が転換期を迎えていることがあります。2022年4月から高校で金融教育が必修化されており、10月4日の「証券投資の日」に合わせて各地で金融リテラシー向上のためのイベントが数多く開催されています。特に新NISA制度の普及や、教育費負担の増加により家計の36.3%が今後さらなる教育費増加を予想している現状を受けて、若年層のマネーリテラシー教育の重要性が高まっています。
ソニーFGのアカデミーは、ソニーグループ各社や専門家の協力のもと、アナリストやエコノミストの専門知識に加えて、エンタテインメントやテクノロジー分野の知見も組み合わせた多角的なアプローチを採用しています。受講料は無料で、全13日程を原則隔週土曜日に開催し、最大100名程度の受講生を募集しました。ただし、募集は2025年7月9日から8月11日までの期間限定で既に終了しています。
「自由」を軸とした新しい金融教育モデル
『人生投資アカデミー』の特徴は、「ファーストペンギン」をモチーフとしたビジュアルコンセプトに表現されています。群れから最初に危険な海に飛び込むペンギンのように、「リスクを恐れずに新しいことに挑戦する人」を育成することを目指しています。
ソニーFGは独自の理念として「健康寿命」「資産寿命」「感動寿命」の3つの寿命を定義しており、このアカデミーはこれらの概念を基盤として設計されています。特に「感動寿命」という概念は、単純な経済的豊かさを超えて「自分らしく生きる」ことの価値を重視する現代の若者のニーズに合致しています。
このような取り組みは、従来の金融機関が提供してきた商品説明中心の金融教育とは大きく異なります。参加者は体験型学習、講義、グループワークを通じて「金融を読み解く力」と「自らの意志で道を選択する力」を身につけることが期待されています。


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