明治安田生命保険が実施した調査によると、1年以内に結婚した人のうち、4人に1人がマッチングアプリでの出会いがきっかけだったことが明らかになりました。この調査は既婚男女約1,600人を対象に行われ、マッチングアプリと職場の出会いが同率で首位となりました。
特にマッチングアプリによる出会いは、2022年の調査で初めて首位(22.6%)になり、今年はその割合がさらに増加しています。出会いのきっかけに関する質問では、「マッチングアプリ」と「職場の同僚・先輩・後輩」がそれぞれ25%で最も多く、次いで「友人・知人の紹介」が13.5%、「学校の同級生・先輩・後輩」が9.4%、「婚活パーティー・婚活イベント」が7.3%でした。「見合い」「ナンパ」はそれぞれ1.0%でした。
マッチングアプリ利用者の動機としては、「手軽に出会うことができる」「職場に出会いがない」「好みの相手を選ぶことができる」という理由が上位に挙げられました。年代別では、マッチングアプリは20代で最も人気があり、30代でも2位を記録しています。
新型コロナ禍の外出制限やテレワークの影響により、「職場の同僚・先輩・後輩」との出会いが減少しています。結婚から1~2年の夫婦では13.3%でしたが、1年以内の夫婦では11.7ポイント増加しました。
この調査は10月12日から16日にインターネットで実施され、全国の20~79歳の既婚男女1,620人から回答を得ました。ネット上では、「米国ではもはや半数の結婚がネット経由で日本も近づきつつある」「マッチアプリは確かに理に適ってると思う」「マッチングアプリすげーって評価はナンセンス」など、さまざまな意見が寄せられています。
マッチングアプリ利用のきっかけは「友人の勧め」が多数
ナイル株式会社が行った調査により、20~40代の男女673人のマッチングアプリ利用に関する動向が明らかになりました。「マッチングアプリを利用した友人の勧め」が利用開始の最も多い理由として挙げられました。
次いで「テレビCMやインターネット広告を見て」と「理想の相手を効率良く探したい」という理由が上位に並んでいます。マッチングアプリ利用に対する意識に関しては、「現代の出会い方として当たり前だと思う」と答えた人が38.5%で最も多く、次いで「本当は別の方法で出会いたいが、仕方なく」と感じている人が30.3%でした。
また、「周りの人には知られたくない」と感じている人は19.2%、「周囲の人達の反応が気になる」という回答も4.8%ありました。この調査は11月にインターネットを通じて行われ、20代238人、30代227人、40代208人から回答を得ています。