スマイリーキクチ氏がSNSで「ネスレ」対応に言及 「殺人犯だとデマを書き込まれて」
タレントのスマイリーキクチ氏が20日までに自身のX(旧:Twitter)を更新し、ジャニーズ事務所における「CM撤退ドミノ」について触れました。ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題に対する反応として、各企業が所属タレントのCM公開の延期やキャラクターの変更など、さまざまな対応を開始したことに起因しています。
多くのスポンサー企業からは、性加害の事実に対して批判的な意見が寄せられました。そんな中、19日に食品メーカーであるネスレ日本の元代表取締役社長兼CEOの高岡浩三氏は、Facebookにて「クライアントサイドにいた私でさえ、ジャニー喜多川氏が元々性癖があってジャニーズ事務所を開設したという噂は、かれこれ20年以上前から噂として知っていた」と、ジャニーズ事務所の設立者に関する噂に言及しました。
さらに続けて、「私は、ネスレのガバナンスとコンプライアンス規定の観点から、キットカットと言えども一度もジャニーズのタレントをCMや販促に起用しなかった」と意見を述べています。
一方、スマイリーキクチ氏は自身の過去の経験を共有しました。「ずーっと昔にネスカフェの缶コーヒーのCMに出演させて頂いた。そのとき2ちゃんねるの掲示板に殺人犯だとデマを書き込まれて、ネスレさんにも『殺人犯を出すな』といった苦情が殺到」と語りました。
過去にスマイリーキクチ氏は、関与していない殺人事件に関するデマでインターネット上での誹謗中傷を受けています。2009年には、7人が名誉毀損容疑などで書類送検されました。
ネット上では、「この人の対応はとても素晴らしいんだけど、社長が変わって引き継がれなかったことは残念です」「このようなネスレの元社長に総理大臣になってもらいたいな」「しっかりとした企業理念があり、コンプライアンスに対しての意識も高い」などの意見が寄せられています。
スマイリーキクチ氏「ネットの被害者・加害者にもならないために」
スマイリーキクチ氏は自身のXで20日、「10月29日(日) に高知県で講演会(参加無料)を行います」という投稿をしました。「ネットの被害者・加害者にもならないために」という目的で、インターネットリテラシー講座を開催するとのことです。
この講座では、誹謗中傷と風評被害・いじめ対策・ネットトラブル対処法・SNSの危険な罠・親子のネットルール・防犯など、インターネットで被害者・加害者を出さないための内容が展開されます。
また10月2日には、情報モラル啓発セミナーが岩手県の盛岡で実施される様子です。こちらも自身のXで内容を告知しています。スマイリーキクチ氏の今後の活動に注目が集まります。