ガーシー被告が逮捕以来109日ぶりに保釈 保釈保証金3,000万円を即日納付

元参院議員のガーシー被告(本名:東谷義和)が、YouTube上での脅迫行為を理由に5つの罪に問われています。そんなガーシー被告は21日、東京地裁から許可が出て保釈されました。

保釈保証金は3,000万円で、即日納付されました。身元引受人はガーシー被告の母親です。

ガーシー被告は21日、黒のワゴン車に乗って東京拘置所を出て、金髪に「88」と書かれた濃紺のTシャツ、黒の短パン、サンダルというラフな格好で現れました。その後、報道陣に向かって10秒ほど、深々とおじぎをしました。

東京地裁での初公判では、「間違いありません」とガーシー被告は起訴内容を大筋で認めています。その一方で、弁護側は暴力行為等処罰法違反について、脅迫行為の常習性を否認しました。「脅迫行為については常習性は認められない」と明言し、今後の裁判で争う姿勢を見せています。 

東京拘置所の前には、保釈が認められたことが報じられてから、約100人の取材陣が集結しました。ガーシー被告の保釈は、6月4日の逮捕から数えて109日ぶりでした。

ネット上では、「悪いこともあったかもしれないけども、良いこともしたと思います。」「結局、検察、警視庁の思惑通りにはいかなかった」「ある意味、ガーシーが今のジャニーズ問題の火付け役だったような」などの反応が寄せられています。

立花孝志氏「本当に良かった」「罪が軽い可能性もある」

国政政党・政治家女子48党の立花孝志氏は、ガーシー被告が保釈されたことを受け、「本当に良かった。ガーシーが希望していたことだし、保釈されたということは罪が軽いということ」と喜びの声をあげました。

立花孝志氏は19日、ガーシー被告の初公判を傍聴しており、「暴力団や反社とのつながりを心配していたが、出なかった。闇社会とのつながりがなかったと証明されたことが保釈につながったのでは」と自身の考えを述べています。

保釈の申請はこれまでに3回、すべて否認されていました。ガーシー被告が初公判での起訴内容を認めたことが、検察の心証を良くした可能性があります。「正直に話して、謝らなければ方向は違っていた」と立花孝志氏は分析しています。

さらに立花孝志氏は、「罪が軽い可能性もある。保釈されて実刑だったホリエモンの例もあるので安心はできないけれど(懲役)5年ということはない」と指摘しています。今後のガーシー被告の動向に注目が集まります。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のおすすめ記事

  1. トヨタ自動車が発表した2023年度のグループ全体の決算で、営業利益が5兆3,000億円に達し、日本の…
  2. 米国のテクノロジー大手Metaは4月18日、新しい生成AI技術「Llama 3」を発表しました。この…
  3. JR東日本は、新たなデジタル金融サービス「JRE BANK(JREバンク)」を5月9日に開始すると発…

おすすめ記事

  1. 2024-4-29

    『新潟市水族館 マリンピア日本海』の裏側に密着!災害時における安全管理の取り組みとは?

    令和6年の能登半島地震により、石川県の施設は甚大な被害を受けた。その復興の道のりのなかで、『のとじ…
  2. 2024-3-7

    伊藤忠商事がビッグモーターを買収 「ビックリモーター」など新社名の予想始まる

    伊藤忠商事がビッグモーターの買収に向けて、企業再生ファンドと手を組んだ契約を締結したことが明らかにな…
  3. 上空から見た羽田空港(空撮)

    2024-4-15

    羽田空港の航空保安施設が支える快適な空の旅。安全運航の裏側にせまる

    日本と世界を結ぶ玄関口である羽田空港。今回は、航空機を安全に飛ばすために必要な様々な施設の中から、対…

【募集中】コンテスト

第5回ライティングコンテスト(東京報道新聞)

【結果】コンテスト

東京報道新聞第4回ライティングコンテスト (結果発表)

インタビュー

  1. ゴミ収集車の死亡事故による呼び捨てでの実名報道で訴訟を起こした品野隆史氏
    現在メディアでは、事件に関して疑いのある人の実名報道では「容疑者」を呼称でつけていますが、1989年…
  2. 青森県で協力雇用主として出所者の社会復帰を目指して雇用する企業「有限会社松竹梅造園」代表の渡辺精一様
    協力雇用主とは、犯罪や非行をした者の自立や社会復帰に向けて事情を理解したうえで就職先として受け入れる…
  3. 青森刑務所で受刑者に講話を行った受刑者等専用の求人誌「Chance!!」編集長・三宅晶子氏
    三宅晶子氏(株式会社ヒューマン・コメディの代表取締役)は、日本初の受刑者等専用求人誌「Chance!…
ページ上部へ戻る