
韓国で「平和の少女像」侮辱行為などを行った米国人YouTuber、ジョニー・ソマリ氏の近況が注目を集めています。誠信(ソンシン)女子大学の徐坰徳(ソ・ギョンドク)教授は4月25日、Facebookでジョニー・ソマリ氏の「凄惨な没落」を伝えるとともに、これを「自縄自縛」と評しました。
徐坰徳教授によると、ジョニー・ソマリ氏の知人が公開したメッセージでは、出国禁止状態のジョニー・ソマリ氏が韓国で就労もできず、弁護士費用に苦しんでいると訴えています。
「選択の余地がない。私が助けなければソマリは飢死する」という切実な状況に、支援の寄付を呼びかけるペイパルアカウントまで共有されています。
ジョニー・ソマリ氏は昨年9月に韓国入国後、一連の挑発的な行動で物議を醸してきました。コンビニでカップラーメンの水をテーブルに故意にこぼす、悪臭の出る魚を持って通行人に近づく、公共交通機関で大音量の音楽をかけるなどの迷惑行為に加え、「平和の少女像」へのキスや旭日旗を広げるパフォーマンスなど、韓国の国民感情を逆なでする行為を繰り返しました。
これらの行為は自身のYouTubeチャンネルに投稿され、警察は不法行為と判断して出国停止措置を実施。昨年11月にジョニー・ソマリ氏は不拘束起訴されました。
今年3月の初公判では「下痢」を理由に1時間遅刻し、4月9日に予定されていた2回目の公判は弁護人の申請により5月16日に延期されています。韓国社会における文化的摩擦と法的対応の在り方を問う象徴的な事例として、今後の推移が注目されます。
ジョニー・ソマリ氏の国際的な迷惑行為
米国人YouTuberのジョニー・ソマリ氏は、韓国での問題行動だけでなく、日本でも同様の迷惑行為を繰り返していたことが確認されています。
【日本での主な迷惑行為】
- 電車内でわいせつ物の音を流し、建造物侵入の疑いで逮捕された
- 地下鉄に乗車中、「再び原爆を投下するだろう」という深刻な問題発言をした
- 日本人乗客に対して「広島と長崎がどこにあるか知っているか」「真珠だけ?」などの無礼な質問をした
- 乗客の反応に関係なく人種差別的発言を続けた
これらの行為は米国のオンラインコミュニティRedditなどでも批判を浴び、米国のネットユーザーからも「あの人は米国人でもない」と非難されるほどでした。
彼のこうした国際的な迷惑行為は、意図的に物議を醸して視聴数を稼ぐ「炎上商法」の一環と見られており、日韓両国で法的措置を受ける結果となりました。