
マレーシアパビリオンとは
マレーシアパビリオンは、隈研吾氏が手がけた竹のファサードを使った建築が特徴です。マレーシアの伝統織物「ソンケット」をイメージしています。テーマである「調和の未来を紡ぐ」に基づき、環境への配慮と文化の調和を示すパビリオンです。館内では、伝統工芸品の展示やバティックアートの体験、最先端技術の紹介があり、訪れる人々がマレーシアの多彩な文化に触れられる構成が楽しめます。また、夜間のライトアップで幻想的な雰囲気が味わえます。建築や展示を通じて、マレーシアの魅力を伝える工夫が随所に感じられるパビリオンですので、マレーシアに行ったことがない人にもおすすめです。
マレーシアとはどんな国?
マレーシアは、東南アジアにある多文化国家で、美しい自然と多様な文化が融合しています。首都クアラルンプールは、ペトロナスツインタワーなどの近未来的な建築が目を引く都市です。また、ペナンやマラッカといった歴史的な都市では、植民地時代の建築と地元の文化が調和しています。さらに、ボルネオ島では豊かな熱帯雨林が広がり、テングザルやボルネオオランウータン、ボルネオゾウなどマレーシア野生動物との出会いが楽しめます。食文化も魅力的で、ナシレマやサテーなど、多民族の影響を受けた料理が堪能できます。ビーチリゾート、エコツーリズム、多文化を体験したい方におすすめです。
1970年の大阪万博(日本万国博覧会)での展示は?
1970年の大阪万博で展示されたマレーシア館は、マレー半島南部の伝統的な家屋「ミナンカバウ」を模したユニークな建物でした。館内では、マレーシアの多様な文化や産業が紹介され、天然ゴム製の人工心臓装置や工業発展の展示が行われ、注目を集めました。また、民族間の調和をテーマに、手工芸品やバティック画などが展示され、マレーシアの文化的多様性と調和を象徴するパビリオンでした。さらに、出口付近で行われていたパイナップルの試食コーナーが人気で、レストランでは伝統料理を楽しむなど、多くの人がマレーシアの食文化を楽しむきっかけになりました。
今後のマレーシアに期待すること
マレーシアは、1970年から2025年の間に農業中心から工業化へと急成長し、世界的な貿易国としての地位を築いています。多民族国家ならではの文化と伝統が融合し、食文化や観光地は大きな魅力の一つです。また、環境問題への対応やデジタル化を進める国としても注目されています。日本との関係も深く、技術や教育面で長年の協力を行い、未来の防災・環境対策、人材育成などで連携が期待されている国です。
多様性と発展が調和するマレーシアを、ぜひ大阪・関西万博で体験してみてください。