
BYD Auto Japan株式会社は12月1日、日本市場向けとしては初となるプラグインハイブリッド車(PHEV)の新型SUV「BYD SEALION 6(ビーワイディー シーライオン 6)」の販売を開始しました。
BYD Auto Japan株式会社はこれまで、日本国内において「BYD ATTO 3」「BYD DOLPHIN」「BYD SEAL」「BYD SEALION 7」という4車種のバッテリーEV(BEV)を展開してきました。今回投入されたBYD SEALION 6は、同社にとって日本第5番目のモデルであり、かつ初めての内燃機関を搭載したPHEVモデルとなります。ボディサイズは全長4,775mm、全幅1,890mm、全高1,670mmで、既存のBYD SEALION 7よりも一回り小さく、日本市場で人気の高いミドルサイズSUVカテゴリーでのシェア拡大を狙います。
本モデルの最大の特徴は、BYDが独自に開発したPHEVシステム「DM-i(デュアル・モード・インテリジェンス)」を搭載している点にあります。このシステムは、エンジンを発電主体として使用し、主にモーターで駆動するシリーズハイブリッドに近い仕組みを持ちながら、高速域ではエンジンの直接駆動も行う高効率な機構です。18.3kWhのブレードバッテリーを搭載し、EVモードだけでも約100km前後の走行が可能であるため、日常的な使用であればガソリンを使わずに電気自動車として運用できる点が強みです。フロントの駆動系には1.5リッターエンジンと145kWの電気モーターが搭載されており、0-100km/h加速は8.5秒を実現します。
本国中国では「宋PLUS」の名称で販売され、欧州では「Seal U」として展開されるなど、世界的に高い販売実績を持つ戦略車です。充電インフラへの不安が残る日本市場において、長距離走行が可能で利便性の高いPHEVを投入することで、これまでEV購入を躊躇していた層への訴求を図ります。
日本のユーザーの声を反映した仕様変更 先行予約キャンペーンで高い関心を集める
今回の日本導入にあたっては、単に海外モデルをそのまま持ち込むのではなく、日本のユーザーの声を反映した細かな仕様変更が施されています。特に注目されるのが、ホイールのデザイン変更です。他国市場ではシルバー仕上げのホイールが採用されていますが、日本仕様ではブラックホイールが標準採用されました。これは、日本の高温多湿な気候や融雪剤の影響によるアルミホイールの表面腐食(白サビ)を懸念する声が、先行して行われた市場調査やイベントで多く寄せられたことに対応したものです。
BYD SEALION 6は、2025年10月29日から11月9日にかけて東京ビッグサイトで開催された「ジャパンモビリティショー2025」において日本初公開され、来場者から高い関心を集めました。11月1日からは全国のBYD正規ディーラーで先行予約が開始されており、先行予約申込受付期間は2025年11月1日から11月30日までです。予約申込者に対して、総額30万円相当のアクセサリーが進呈されるキャンペーンが実施されています。成約期限は2026年1月31日、登録完了期限は2026年3月31日となります。BYD Auto Japan株式会社は、EV専業メーカーというイメージを覆し、実用性の高いPHEVをラインナップに加えることで、日本国内でのブランド浸透をさらに加速させる方針です。





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