
国内の金小売価格の指標となる田中貴金属工業の店頭販売価格が24日、1グラムあたり2万5015円(税込)となり、史上初めて2万5000円の大台を突破しました。前日から154円の値上がりとなり、連日で最高値を更新する歴史的な相場展開となっています。
注目したいのは価格の上昇スピードの速さです。金価格が初めて1グラム2万円の大台を突破したのは、今年9月末のことでした。9月末から3カ月足らずで、さらに5000円も価格水準を切り上げたことになります。このペースでの上昇は過去に例がなく、先行きを見通しにくい状況が続いています。
この急ピッチな上昇の背景にあるのは、複合的な要因です。市場では「2万5000円」という心理的節目を突破したことで、さらなる実需の喚起や投資マネーの流入を招く可能性も指摘されています。店頭では、資産防衛を目的とした購入希望者が増加する一方で、高値更新を好機と捉えた売却の動きも活発化している状況です。
また、今回の最高値更新は、単なる一時的なスパイク(急騰)ではなく、長期的な上昇トレンドの中での出来事であるという見方が広がっています。過去1年間の価格推移を振り返っても、年初の価格から約1.8倍にまで高騰しており、日本円の価値が相対的に低下するなか、実物資産としての「金」の存在感が際立つ一年となりました。
2万5000円という価格は、通貨に対する信認の揺らぎと、現物資産へのシフトを象徴する歴史的なマイルストーンとして刻まれることになりそうです。
通貨不安と地政学リスクが加速させる「有事の金」買い
今回の2万5000円突破を決定づけた直接的な要因は、外国為替市場における円安進行と、緊迫化する国際情勢です。特に、トランプ政権によるベネズエラへの軍事圧力強化に伴う地政学的リスクの高まりは、投資家の不安心理を刺激し、安全資産とされる金への資金シフトを強力に後押ししました。
市場では「有事の金」としての需要が高まっており、これに円安による円建て価格の押し上げ効果が加わったことで、2万5000円という未知の領域への突入を余儀なくされました。
金価格は複数の要因によって変動しますが、専門家の間では高値圏での推移が当面続くとの見方が広がっています。その背景にあるのは、採掘コストの継続的な上昇や金の埋蔵量枯渇リスク、世界的なインフレ圧力、地政学リスクの常態化に加え、電子機器向けなど工業・テクノロジー分野での需要拡大、さらには各国中央銀行が外貨準備として金の保有を積み増す動きです。
こうした構造的な要因から、金の需要は長期的にも底堅いとみられており、市場は引き続き高いボラティリティ(変動率)を伴いながら推移することが予想されます。

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