アブダビ空港にドローン攻撃で死者、UAE各地で観光・航空インフラに打撃

2月28日、米国とイスラエルによるイラン攻撃への報復として、イランがアラブ首長国連邦(UAE)をはじめ湾岸諸国に対してミサイルとドローンによる大規模攻撃を実施。民間インフラへの被害が相次ぎました。
UAEでは首都アブダビのザイード国際空港がドローン攻撃を受け、迎撃時に生じた破片が空港敷地内に落下。パキスタン国籍の1人が死亡し、7人が負傷しました。ドバイ国際空港でもコンコースが軽微な損傷を受け、スタッフ4人が負傷。ドバイ国際空港では安全確保のための一時的な運航停止を余儀なくされました。
エミレーツ航空はドバイ発着の全便を一時停止し、エティハド航空もアブダビ便の運航を停止。世界最大級のハブ空港の一つであるドバイ国際空港をはじめ、両空港は欧州・アジア・アフリカを結ぶ乗り継ぎ拠点として機能してきただけに、今回の運航停止が国際航空網に与える影響は大きいものとなりました。
UAE国防省は、イラン側から弾道ミサイル137発とドローン209機が発射されたと発表。大半を迎撃したものの、着弾したドローンや迎撃時の破片が民間施設に軽微な被害をもたらしました。
観光面への影響も深刻です。ドバイを代表するリゾートエリア、パームジュメイラの五つ星ホテル「フェアモント・ザ・パーム」では飛翔体の落下後に火災が発生。SNSには黒煙の上がる映像が拡散され、4人が負傷したとドバイ当局が確認しています。
日本外務省はUAE全土の危険情報をレベル2『不要不急の渡航は止めてください』に引き上げました。JALをはじめ日本の航空会社も中東経由の欧州路線で欠航が相次ぎ、日本人旅行者にも直接的な影響が及んでいます。
航空網に広がる混乱と被害、湾岸諸国全域で緊張が高まる
バーレーンの首都マナマでは米海軍第5艦隊司令部が攻撃を受けたほか、近隣の住宅高層ビルにもドローンが直撃、建物が炎上しました。クウェートでも国際空港周辺が攻撃を受け、複数人が負傷しました。
中東全域では数千便規模のキャンセルが発生。シンガポール航空やイベリア航空など欧米・アジアの航空会社も中東路線の運休や迂回決定が相次いでいます。これにより、航空網全体の混乱は中東全域に拡大している状況です。「安全なリゾート」として知られてきた湾岸の観光都市が紛争リスクに直面したことで、旅行者やツアー事業者による行き先の見直しにつながる可能性があります。

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