米CIAが特定、白昼に決行 イラン指導部施設に集中砲火でハメネイ師死亡

テヘラン市街

米国とイスラエルによる2月28日のイランへの軍事攻撃は、最高指導者アリ・ハメネイ師が多くの高官と集まる場所を米中央情報局(CIA)が直前に特定したことで実行に移されました。当初は夜襲を計画していましたが、情報を得て急遽白昼の電撃作戦に変更。テヘラン中心部の指導部施設に精密誘導ミサイルで集中砲火を浴びせ、ハメネイ師を殺害しました。

攻撃開始はイラン時間の28日午前9時45分でした。CIAは数カ月にわたってハメネイ師の行動を追跡しており、この日、指導部施設での重要な会合に参加するとの確信を得ました。イスラエル軍の戦闘機は早朝に基地を発進し、約2時間の飛行を経て、長射程ミサイルを撃ち込みました。攻撃当時、ハメネイ師と高官らは施設内の別々の建物に分散していましたが、約30回に及ぶ激しい爆撃により施設は完全に瓦礫と化しました。

イラン国営メディアは3月1日、ハメネイ師の死亡を正式に確認し、国内で40日間の喪に服すと発表しました。また、米国のドナルド・トランプ大統領は自身のSNSで、「歴史上最も邪悪な人物の一人が死亡した」と投稿し、今回の作戦の成果を強調しています。米軍はこれに合わせ、イラン革命防衛隊の指揮統制施設やミサイル発射拠点など、全土数百カ所への同時多発的な攻撃も継続しました。

ネット上では、「中東全域を巻き込む大きな戦争にならないか不安だ」「ハメネイ師がいなくなっても体制が変わるとは思えない」「原油価格への影響が心配」といった、事態のさらなる悪化や経済への波及を懸念する声が多く寄せられています。

米イスラエル攻撃の正当性とイラン側の激しい反発

今回の事態を受け、国連安全保障理事会は28日夕(日本時間3月1日午前)、緊急会合を開催しました。米国とイスラエルは、イランの核開発や地域不安定化への関与を挙げ、今回の攻撃は「自衛のための合法的な措置だ」と主張しました。対してイラン側は「明白な侵略行為であり、国際法違反だ」と激しく反論し、イスラエルに向けてミサイルを発射するなど報復措置に踏み切ったことを明らかにしました。

グテレス事務総長は会合で、「軍事行動は制御不能な連鎖を招きかねない」と述べ、即時停戦と対話による解決を強く呼びかけました。日本政府も高市総理大臣が官邸に情報連絡室を設置し、中東全域に滞在する邦人の安全確保と安否確認を急ぐよう指示を出しています。最高指導者を失ったイラン国内の動揺は激しく、今後の情勢は極めて不透明な状況が続いています。

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